負けず嫌いの君。【黄】

〜〜〜 ページ24

ﾊﾟﾝｯ


スタートの合図と同時に、女子たちの熱い声援がこの場を盛り上げた


「るぅと先輩〜！」
「私をつれてって〜！！！」

「私！私！」



彼が手に取り首に下げたお題はそう

気がある人。

更に歓声が上がっていく



気がある人って絶対に学校側がしくんでる。。


「ほらAこれ実質好きな人だぞ」

『え笑……』



嫉妬混じりの実況が、進捗状況を説明しようとした瞬間、


るぅとが誰かの手を引っ張った。




るぅと「行こう。」


「え、嘘でしょ。私？」






彼が選んだのは、所属する生徒会の副会長である一ノ瀬さんだ。



「……は？」


「えぇ……」

キャーーと会場を包む声の裏に、彼女を妬む声もみられた。


ってか私じゃなかった。やっぱり。


『ほらね笑私じゃないって言ったでしょ……笑』
ーーー



いつになると、体育祭も終わって帰るHRの時間帯になっていた。

「A〜！3人でハチマキ代えよ！」

『うん！

……でも、それぞれの好きな人と交換すればよかったのに…笑』


「いいの！親しい人とのが一番思い出なの…！」


そういってクラスカラーである緑を回した。
ーーー


帰り道、疑問に思うことがあった。


るぅとは副会長とハチマキ交換したのかな？


一ノ瀬副会長、私でも可愛いと思った…

あの人本当に幸せもんだよな……




後で交換したのか問いつめてみよ…笑






普通に歩いていたはずなのに道にあった石ころに大きくつまづいてしまった

『なんか嫌な日。』



ーーーーーーー

突然ですが7話終了です……✨


私の新作を見ていってくれませんか…？

ある陰キャ高校生は、実はヒーローだった。というSF系のオリジナル作品なんです。


私がヒーローになつてみたかったつてのもあったけど、そういうの共感してくれる人いませんか？！


まぁ好きな人は好きなジャンルです。


リンクから飛んでいって見てください。


あの陰キャ、実はヒーローでした。【オリジナル】【登場人物設定】

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