お前のこと助けに来た【ゆきむら。】 (ページ3)

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第1話（2）ページ3

ゆきむら。Side
夜中の2時。コンビニまでぶらぶらして帰ってきたとこ。
マンションの前に誰か立ってる。あー気持ち悪い。なにしてんだろ。
こんな所で

え。カバンから包丁を…？

ゆ『なにしてんの』

そう聞くと彼女は

『あなたは誰？』

と可愛らしい声で呟いた

ゆ『ゆきむら。お前は？』

本当は名前なんて教えたくないけど何故か口が勝手に動いた

『あなたに名前を言う義務などない』

冷たっ！w

ゆ『あっそ？まぁいいや取り敢えずその包丁捨てな？』

あれ。こいつのことなんかどうでもいいんじゃないの？ゆきむら。

『なんで？私は早くﾀﾋにたいの』

あーゆきむらと同じような子なんだ

ゆ『ﾀﾋんで得するならゆきむらだってﾀﾋぬよ』

これは本音

『何言ってんの…？』

ゆ『ゆきむらも君と同じような感覚味わってるから。だけどゆきむらにはﾀﾋねない理由があるんだ』

ﾀﾋ寝ない理由？え。なにそれ。口からポロッて出たけどそんなのない…

『ﾀﾋねない理由…？』

ゆ『そ。まぁ君にもﾀﾋねない理由あると思うけど？』

ほんとに何言ってんだよゆきむら

『私がﾀﾋんでも誰も悲しまないし』

ゆ『なんでそんなこと分かんの？』

『私をみんな嫌ってる。悲しむわけないじゃないっ』

ゆ『んじゃあ君がﾀんだらゆきむらもﾀﾋぬ』

ゆきむら？！ゆきむら口！大丈夫かよ？！

『はっ？！』

ゆ『夜遅いから帰ったら？』

『うるさい…！！！！！早く私をﾀﾋなせてよ！！あなたに私の人生関係ないじゃない！！！どうしてそこまでするの…』

ゆ『うるせぇよ。もういいや。ゆきむらの家に来て』

もういいや。勝手に動く口は止められない

ゆ『なにしてんの。早く来てよ』

『わかりました…すみません…迷惑かけて』

ゆ『迷惑だと思うなら迷惑にならないようにしたらどう？』

今日のゆきむらどうしたんだろ