あなたの瞳は魔法のようだ

in　新幹線 ページ8

福島県に行くにはまず、新幹線で終点、東京駅に一旦降りてから乗り換えをして、福島に行くの。

新幹線に乗ってから３０分。

若「あ〜〜〜〜、めっちゃ暇だ〜〜。暇だ。暇だ。暇だ。暇だ。」

若武は新幹線の中で騒いでる。

違う意味でね。

上「バカ武、黙れ。うるせー。」

若武の正面に座っている上杉君は文句の連発。

若「バカじゃねえ。それより黒木ー、なんとかしてくれ〜。」

黒「なんで俺なの。」

若「あ〜、なんとなく。」

翼「じゃあさ、今までに告白された人数を全員言うってのは？」

男子−翼「賛成！」

みんな返事するのはやっ！

翼「じゃあ、決まり。誰から先に言う？」

若「じゃあ、リーダーの俺からだ。俺が今までに告白された人数は２４人。」

黒「意外と少ないね。」

若「余計なお世話だ。」

翼「じゃあ、若武から見て、左回りね。だから次は上杉だ。」

上「・・・２９。」

若「嘘だろ！！お前みたいな数学オタクのツンデレやろーに負けたーー。」

上「はあ？誰が数学オタクだって。」

小「まあまあ。若武も間違ったことは言ってないと思うよ。」

全−若上「うんうん。」

翼「次、俺ね。確か、３２人。」

うわ〜、みんなもててるな〜。

そんなんじゃ、選び放題だね。

黒「俺は、３５人。」

うわ〜〜。

私のクラスの人数よりも多いよ。

若「次は小塚だぞ。」

小「ぼ、僕はみんなと比べ物にならないからいいよ。」

若「いいから言え。」

小「・・・２８人。」

全−若小「ぶっ、ははははははｗｗｗｗ」

翼「まさか、若武が小塚にまで負けるとはねｗｗｗ。」

若「うるせー！笑うな！！」

それにしても小塚君ももててるとは。

世の中の女子は小塚君系の男子もほっとかないんだね〜。

翼「最後はアーヤだよ。」

翼が言ったとたん、みんな笑うのをやめて私を見た。

彩「私も？」

男子「もちろん。」

彩「私は、３９人・・・・・です。」

みんな、え？

って顔してる。

黒「アーヤ、もててるね。誰に告白されたの？」

彩「え？あーと、同じ学校のクラスメイトとか、秀明の人とか、先輩とか、後輩とか、あとはＫＺの人も。」

男子「え！？！？」

男子(ＫＺの奴め、いつの間に。ムカッ！)

若「おい、アーヤ、そいつらの誰かと付き合ってんのか！？」

彩「そんなわけないじゃん。話したこともないし、名前も知らないもん。」

男子(ふ〜、セーフ。)

彩「あー、ちょっとお手洗いに行ってくるね。」

若「わかった。」

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