星空の下、2人きりで ページ36
若武side
俺はアーヤに言われたとおり上を見上げた。
そしてそこにあったのは、
空一面に広がる星だった。
めっちゃ綺麗。
俺たちが住んでるところよりもはるかに綺麗に見えた。
彩「綺麗でしょ。私、ここで見る星が一番好きなんだ。」
へー。
彩「ここは、雲ひとつなくて、星がたくさん見えて、月も見えるから。」
夜空には星よりも何倍も大きい月が見えている。
彩「私ね、星より月の方が好き。」
え?
俺は隣にいるアーヤを見た。
アーヤは静かに空を見上げていた。
星より月。
若「なんでだ?」
彩「なんだか・・・・・若武みたいだから。」
俺?
彩「だって、月は星よりも大きくて、目立ってて、一番輝いてて、一番近くにいて、夜の暗い道も照らしてくれるから。」
若「それのどこが俺みたいなんだ?」
俺にはアーヤが言ってることがさっぱりわからない。
彩「すっごく似てるよ?若武は誰よりも大きな存在で、目立ってて、誰よりも輝いてて、私の一番近くにいて、私の未来への道を照らしてくれてるから。若武は月にそっくりだよ。」
アーヤは目線を俺の方に向けた。
若「確かに、そうだな。」
彩「私はね、そういう若武が好きだよ。でも、一番は・・・・・」
一番は?
彩「若武のその瞳。まるで私のお父さんみたいな優しくて、たくましくて、私を笑顔にしてくれる瞳。」
そしてアーヤは微笑んだ。
お父さんみたい、か。
俺はアーヤをずっと笑わせて見せるよ。
ずっと、ずっと。
お父さん以上に。
若「アーヤ・・・・・・ありがとう。」
そして俺たちは甘い口づけをした。
星がきらめく夜空の下で。
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マカロンY(プロフ) - 風の花さん» ほんと、すみません。すごく忙しいのに荒らしにやられちょっと進まなくて。今から更新してもう完結まで行きますので!!あと、もう少しで完結ですのであともう少しよろしくおねがいします。 (2018年10月17日 4時) (レス) id: 1baa14e7c9 (このIDを非表示/違反報告)
風の花 - 泊まるが止まるになっていますよー。 (2018年10月16日 17時) (レス) id: 604cc549cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロンY(プロフ) - ホットケーキミックスさん» ホントですか!?ありがとうございます。 (2018年9月11日 0時) (レス) id: 1baa14e7c9 (このIDを非表示/違反報告)
ホットケーキミックス(プロフ) - ものすごく面白い! 私は上彩が好きなんだけどこれで若彩も好きになった! これからも頑張ってください! 応援してます! (2018年9月10日 22時) (レス) id: f321f3200f (このIDを非表示/違反報告)
マカロンY(プロフ) - ☆プリン☆さん» ほんとですか!?そう言ってもらえると嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 1baa14e7c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロンY | 作成日時:2018年7月20日 18時