あなたの瞳は魔法のようだ

作戦失敗 ページ33

彩side

私はみんなと一緒に朝食を食べている。

だけど、私の隣に場違いの人が一名。

見るからにショックをうけているように見えるのは私だけ？

彩「わ、若武。元気なさそうだけど、大丈夫？」

若「だいじょーぶ。」

私がおばあちゃんの手伝いをして戻ってきてからずっとこんな感じ。

いや、絶対に大丈夫じゃないでしょ。

若「なあ、アーヤ。」

ん？

若「アーヤはさ、俺がアーヤに抱きつくの嫌い？」

ゲホッゲホッ

私は驚いて食べていたお米が私の喉に詰まった。

若「アーヤ、大丈夫か？」

彩「だ。大丈夫。ていうか、なんでそんなこと聞くの？」

若「それより俺の質問に答えろ！」





朝食前・・・

若武side

上「お前どういうつもりだ。」

黒「俺たちの前であーんなことするなんて。」

翼「あんまりいい気分にならないんだよね。」

こ、こいつら、めちゃくちゃ怖い。

あいつらの目がヤバい。

俺、こいつらに殺されそう。

世界中の不良よりも怖い。

しかも、いつの間に俺、囲まれてるし。

前→上杉

右→黒木

左→美門

後ろ→壁

若「あ、いや、そ、その〜。」

上「あんなことずっとやってると立花に嫌われるぞ、バーカ！」

え！？

黒「もしかしたら別れることになるかもよ？」

え！？

翼「若武ってこんなやつだったんだ、ってがっかりしちゃうかも。」

え！？

上「もうとっくに、嫌われてるかもな。」

え！？

黒「自業自得だよ、若武センセ。」

翼「バチは当たるもんだよ。」

俺の顔はだんだんと青ざめていった。

マジで？

俺、いつの間にアーヤに嫌われることしてたのか？

ショック。

俺の頭の中はショックでいっぱいだった。






彩「え？あ、えーっと、私は・・・・・・別に嫌じゃないよ。//////////」

若「え？マジか！？」

彩「う、うん。」

私は頷いた。

若「よかったー！」

うわっ！

また若武が抱きついてきた。

彩「ちょ、若武！？」

黒「あーあ、作戦失敗したね。」

上「なんて、こりねーやつだ。」

翼「前よりもひどくなっちゃいそう。」

小「え？どういうこと。」

黒「若武にアーヤに嫌われるよって言ったら少しはアーヤと距離をおいてくれるかなって。」

上「もう今みたいな若武が立花に抱きついてる状況、見たくないし。」

翼「俺たちも限界が来て、若武を殴っちゃう前にね。」

小「なるほどね。」

？

みんな、なんのこと話してるんだろう？

何する？→←感動

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