あなたの瞳は魔法のようだ

若武の気持ち ページ28

彩side

なんで若武がいるの？

私の顔は涙でぐちゃぐちゃ。

こんな顔、若武に見られるなんてみっともない。

若武が私の隣に座った。

若「お前さ、どうして1人で泣いてんだよ。」

え？

若「1人で隠れて泣くなんてどうかしてるぜ。余計に寂しくなるだろうが。」

それもそうだけど…

若「なんでそんなに泣くんだよ。」

彩「・・・たまに我慢できなくなるの。悲しみが限界に来ると耐えられなくなってもう一回だけでいいからお父さんに会いたいって思っちゃう。」

若「なんで俺たちを頼ってくれないんだよ。」

彩「だってこれは私の問題だし、みんなに迷惑かけたくないから。」

若「は？お前なに言ってんの？」

え？

若「別にいいんだよ。俺たちに迷惑かけたっていいんだよ。だから心配させんなよ！俺たちはどんなに迷惑かけられたても別にいいんだ！心配させられんのが一番嫌なんだよ！」

迷惑かけてもいいから心配させるなってこと？

若「お前なんなの？1人で泣いてさ。そこまでして俺たちに迷惑かけたくないわけ？それでずっと悲しみを1人で背負っていくのか！？お前バカじゃね？迷惑かけたくないって、何様で言ってんの？マジでバカじゃん！」

若武、怒ってる。

友達はもう終わり・・・・・・と思ったら、→←アーヤがいない！

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