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ケンカ ページ3

彩「私行かない。」

私は立ち上がって速攻拒否した。

もちろんみんなびっくりしてる。

こんな態度とったの初めてだもん。

若「なんでだよ。」

若武も音を立てて椅子から立ち上がった。

若武に言いたくないよ。

言ったって意味ないもん。

私は下を向いたまま黙り込んだ。

若「アーヤ、なんとか言えよ。」

若武はムカついてるみたいで声のトーンが少し下がった。

彩「いや。」

私はみるみる瞳に涙がたまって今にもこぼれ落ちそう。

若「なんでだよ!」

ついに若武が大声でを出した。

幸いカフェテリアには私たち以外誰もいなかったから目立つことはなかった。

黒「若武、そこまでアーヤを問い詰めるな。」

小「アーヤにだって事情があるんだよ。」

若「お前ら覇黙ってろ!」

私もう限界!

彩「嫌なものは嫌なの!」

ついに私の目から涙が溢れ出した。

私は秀明のカバンを持って走って屋上に行った。

若武のバカバカバカ!

私の気持ちも知らないくせに!

あんなに問い詰めることないじゃない!

私は屋上の手すりにつかまって青い晴れ晴れとした空を見上げた。

私の目からはどんどん怒りと悲しみに溢れた涙がこぼれてくる。


ふと、お父さんの言葉が蘇ってきた。

お父さんがなくなる直前に私に残した言葉。

『彩、もしお父さんがいなくなってもお父さんの分までちゃんと生きろよ。そしてお父さんよりも彩を幸せにしてくれる人を見つけてくれよ。』

お父さん、ごめんなさい。

私、お父さんよりも幸せにしてくれる人なんてもう見つける自信、ないよ。

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設定タグ:探偵チームkz事件ノート , 若彩 , 若武×アーヤ   
作品ジャンル:恋愛
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マカロンY(プロフ) - 風の花さん» ほんと、すみません。すごく忙しいのに荒らしにやられちょっと進まなくて。今から更新してもう完結まで行きますので!!あと、もう少しで完結ですのであともう少しよろしくおねがいします。 (2018年10月17日 4時) (レス) id: 1baa14e7c9 (このIDを非表示/違反報告)
風の花 - 泊まるが止まるになっていますよー。 (2018年10月16日 17時) (レス) id: 604cc549cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロンY(プロフ) - ホットケーキミックスさん» ホントですか!?ありがとうございます。 (2018年9月11日 0時) (レス) id: 1baa14e7c9 (このIDを非表示/違反報告)
ホットケーキミックス(プロフ) - ものすごく面白い! 私は上彩が好きなんだけどこれで若彩も好きになった! これからも頑張ってください! 応援してます! (2018年9月10日 22時) (レス) id: f321f3200f (このIDを非表示/違反報告)
マカロンY(プロフ) - ☆プリン☆さん» ほんとですか!?そう言ってもらえると嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 1baa14e7c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロンY | 作成日時:2018年7月20日 18時

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