溺AIBAちゃん６（サマーバケーション編）

あ〜〜夏休み　４ ページ5

「オジサン・・・。

　ワタシを出し抜こうなんて百年早ぇ〜わ。

　・・・・・グッ・・・気持ち・・・わ・・るぅ・・・。」


顔がもう蒼白でこれ以上白くなれないような猫背なアイツが

オレの背中に抱き付いてきた。


「吐くなよ！！！」


「なんだよ。

冷てえ〜〜〜〜〜。

　いっつもあんなにくっつてるのに！！！

　あ〜・・・・。

　こ・・・んな船酔いする・・・ワタシが、

　わざわざ付いて・・・きて・・・やったのに・・・ウッ！！！」


ニノはもうダウン寸前。

本当、コイツの相葉チャン好きは度を超えてるよね。

こんなになるの、解ってても付いてくんだから。

不憫ちゃ、不憫だけど・・・今回はぜってぇ譲らねェ！！！！


「るせぃ！！！

　オレが相葉チャンだけ(・・)誘ったのに、

　勝手についてきたのはテメェらだろ！！！

　それに、いつもくっついて、尻触ってくんのはオマエだ！！

　大体さ、今、映画やドラマで忙しいんじゃねぇの？」

「・・そんなもん・・・、この休み・・とる・・のに、

　やっつけて・・・やり・・ましたよ・・・うぐぇ・・・。」


お〜〜ま〜〜〜え〜〜〜〜！！！！

あの世界のキタノと日本男性の永遠の恋人サユとの共演を

やっつけたって・・・・・・・・。


「フッ♪

　ワタシが本気を出せばチャラい！

　っ・・・・うげ！」

「ゼッテイ、吐くなよ！！！」

「ひっで〜〜〜！！！」

「あ〜〜〜にのみー、ど〜した？
　
　もう、辛いんだろ？

　あっちで横になってろよ。」

「まーくん♡

　大野さんがひでぇ〜〜〜〜〜。」


ニノ・・・・・・オマエは相葉チャンの前だけは素直だよな〜〜。
　
そんな嬉しそうな、柴ワンコの眼で相葉チャンを見つめちゃってさ！

その眼で見られちゃ、大抵の人間はオマエに落ちるわ。

特に年上の共演者には効果バツグン！
　
男女問わず人気あるもんな〜〜〜。

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・・・・・けど、目の前の最強天使には・・・効かないんだよね♪

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