魔女が一人。2【呪術廻戦】

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『冷た、痛…』


「戦斧(バトルアックス)」


『っ、エクスペリアームズ(武器よ去れ)！』







Aの首にできた深い傷からたらりと血が流れる。


エンヴィーが作り出した斧によって、たった今首を切られそうになったのだ。







「アイスメイク、戦神槍(グングニル)」


『レデュシオ(縮め)』


「…無駄だってわからない？すぐ作れるのに」







エンヴィーが作り出した槍を小さくするA。

彼女はどこぞの雪の女王みたいに、絶えず手のひらから氷を出している。


それがなかなか鋭利で、Aは簡単に近づけないのだ。







『デューロ(固まれ)！』







ただ、そんな中でも何かを思い付いたA。


手始めにエンヴィーを石化させ、その場に固まらせる。


ゆっくりとそれに近づいていき、杖を振り上げて。







『レダクト(粉々)…！』


「戦神槍(グングニル)」







石が粉々になる前になぜか復活したエンヴィー。


そして彼女が作り出した槍により、Aの綺麗なドレスには段々と血が滲んでいった。







「はいどーんっ」







そしてその傷のところにエンヴィーの殴り込みが入る。


Aはうめき声をあげて、涙を滲ませた。









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