129 ページ33
→
岩田《ねぇ、今どこいんの?》
先程よりも2オクターブ下がった声音に
心臓が跳ねあがった
なんとも言えない緊張感に
スマホを持つ手がジワジワと汗ばんでいく
桜「A〜!」
そんな時
少し遠くの方から聞こえた私を呼ぶ声
それはもう。救世主でしかない
『あ、ごめん桜来たからきるね!』
岩田《あ!おい!ちょっと待てっ・・・》
有無を聞かずタップした画面により
プツリと切れた通話
この近くで怒ってる彼が目に浮かんだが
今は考えないようにしよう。
桜「もう!なんで電話出ないの!ずっと通話中だったんだけど!」
『ごめん!!』
桜「彼氏さん?」
『んー、そんな感じ
ってかよく私の場所わかったね』
桜「人ごみ嫌いのあんたのことだからどうせこの辺だろうなぁって」
『流石幼馴染』
桜「こんくらいあんたを知ってれば当然」
ひとまず合流できたからよかったものの
未だポケットで鳴り止まないスマホは
気付かないふりをさせて頂こう
桜「こっから歩いて20分くらいだけどどうする?」
『どうせタクシーつかまんないしゆっくり歩こ〜』
桜「お、ニートがよく言った」
『だからフリーターだって!』
もう何度目か分からないくだりをしながら
まずは外に出ようと歩き出した私達
・・・だったんだけど。
「椎名Aさんと安西桜さんでお間違いなかったですか?」
「『?・・・・・・はい?』」
350人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「三代目JSoulBrothers」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lin(プロフ) - かいさん» とてもノロマな更新だったのに最後までお付き合いいただけてとても嬉しいです!ありがとうございます^^* (2021年3月2日 2時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - ずっと読まさせてもらってました!完結おめでとうございます!!すごく面白かったです!! (2021年1月22日 0時) (レス) id: 9acab95810 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます!! 中々遅めの更新ですが、ご期待に添えるよう頑張ります^^* (2020年12月21日 4時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - まさかの展開!笑 続きが楽しみです( ̄▽ ̄) (2020年12月18日 12時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ