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岩田「ここの直人さんまじでイケてる」
そう言いながら
時折手ぶりを真似ているその姿から真剣さが伝わってきた
一方の私は
いつもだったら臣君に釘付けなのに
さっきとは反対なその姿を思わず盗み見てしまう
『(ギャップ萌えだ)』
この感情を言葉にするのなら
大方その辺りだろう
改めて思う
画面の中にいる人が隣にいることの奇跡を
岩田「ね!今の臣さん!破壊力やばくない!?」
『え・・・、あー、んねっ!』
貴方にみとれていて見れませんでした
・・・なんて、言えるはずもなく
若干雑に返した返答も
興奮状態の彼は気にしてないよう
岩田「男でも惚れそうだもんなぁ。彼女作ればいいのに」
『(いないんだ)』
すんなりと聞いてしまった真実に
心の中で少しだけガッツポーズ
いや、別に批判派とかではないけれど
推しだし。出来るならばいない方が嬉しいよね
全然狙ってるとかそういうんじゃないですよ
━━━━━━━
岩田「はぁぁおわったぁ」
『おつかれ』
岩田「ん、ありがと」
約2時間半のライブが終わり
真剣に見ていた分、糸が切れたように脱力した剛典君
ホットウーロン茶を渡せば
少し眉間のシワが緩んだ気がする
『何十回も見てるけど飽きないよね』
岩田「臣さんの顔が?」
『ライブ自体が。』
突然の質問に思わず即答
さっきは自分から振ってきたくせに
パフォーマンスのこととなると一直線だな
岩田「なんで笑ってんの」
『んー?なんとなく
ほら、もう日付超えちゃったよ。寝なきゃ』
岩田「明日は?」
『お仕事です』
そうじゃない
彼が聞きたいのはそんなことではないと分かっているのに
思わずいじりたくなってしまう
そんな私に気づいてか
また不服そうに顔をしかめるイケメンさん
『3時超えちゃうよ』
岩田「大丈夫」
『酔っ払ってうるさくなるかも』
岩田「平気。てかありえない」
『だね(笑)
じゃあまた明日』
そういえば満足気にリビングを出ていった彼に
珍しくきゅんきゅんしている椎名でした。
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Lin(プロフ) - かいさん» とてもノロマな更新だったのに最後までお付き合いいただけてとても嬉しいです!ありがとうございます^^* (2021年3月2日 2時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - ずっと読まさせてもらってました!完結おめでとうございます!!すごく面白かったです!! (2021年1月22日 0時) (レス) id: 9acab95810 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます!! 中々遅めの更新ですが、ご期待に添えるよう頑張ります^^* (2020年12月21日 4時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - まさかの展開!笑 続きが楽しみです( ̄▽ ̄) (2020年12月18日 12時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
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