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今市「てか、岩ちゃんはその子のどこが好きなわけ?」



















暫くして二人の会話に聞き耳を立てていた周りから


心底不思議そうに疑問をぶつけられる





それは唯一彼女と面識のある人物を除く

全員からの一致の疑問だった



















今市「話を聞く限り面倒な面ばっかりで

取り立てて秀でてる何かを感じられないんだけど」



















質問した本人に悪気は無いのだろう


ぶっちゃけ俺だって

他の人がこの立場ったらそう言う自信があるし




でも大切な彼女を貶されて少し怒ってる自分もいて


この感情に名前をつけるならきっと・・・、



















岩田「本能?」



















呟いた一言に向けられるのはシンプルに疑問

首を傾げる皆には答えの説明が必要らしい



















岩田「«なにが»とか。«どこか»みたいな

そういう範疇に限りがなくて


何でも愛おしく思えるんですよ



アイツの前だと冷静でいられなくなる」


















激甘な発言をしながら

「困った」と、付け足された言葉があまりにも真剣で



いつもだったら甘いと一蹴りするメンバーも

眉の下がった彼に今回ばかりは口を紡いだ



















登坂「じゃあLINEの件も愛おしいで諦めれば?」


岩田「それは別問題!!!

確かに素で接してくれていいなとか思いますけど!」


「「やっぱ甘いんだよ」」



















つい数秒前に飲み込んだ言葉は最速で吐き出された



真面目だった空気も一変し

いつものゆるっとしたモードに戻ってく



















岩田「普通に寂しい。人の優しさが恋しい

誰か今日飯行きましょうよ〜〜」


山下「逆に帰って癒してもらいーよ」


岩田「今週もう4日来てるんで多分今日は無理っす」



















そんなことを言っていたら

持っていたスマホが振動でメッセージを知らせた



















岩田「きたっ!!」



A今日の晩御飯水餃子か焼き餃子どっちがいい?



















嬉しそうに叫んだ彼は傍から見ればもはや仔犬


早速返事をしてる姿を見て

お兄さん達はほっこりと頬を緩ませた



















岩田「あ、今日のご飯やっぱ大丈夫です」


山下「なんで俺らが振られたみたいになってんねん」

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Lin(プロフ) - かいさん» とてもノロマな更新だったのに最後までお付き合いいただけてとても嬉しいです!ありがとうございます^^* (2021年3月2日 2時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - ずっと読まさせてもらってました!完結おめでとうございます!!すごく面白かったです!! (2021年1月22日 0時) (レス) id: 9acab95810 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます!! 中々遅めの更新ですが、ご期待に添えるよう頑張ります^^* (2020年12月21日 4時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - まさかの展開!笑 続きが楽しみです( ̄▽ ̄) (2020年12月18日 12時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lin | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年12月15日 17時

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