脱蛙化現象契約3【岩田剛典】

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結局私の意見は通らず

飲みは再度仕切り直し



不機嫌オーラを出した所で

真実を知った人達にはなんの効果もないので



盛り上がる二人に挟まれ大人しく飲んでいる


















桜｢え！そうなんですか？｣


登坂｢うん。てか二人心友だよね？そっちのが詳しいでしょ｣


桜｢それがこの子全然自分のこと話さないんですよ

だから岩ちゃんとのことは全然



もっと頼ってくれたらいいんですけどね〜」



















そして、気づいた


いつもの桜なら利がない限り了承しないこの場を

何故あんなにも軽やかに受け入れたのか



















『(仕返しか･･･。)』



















恐らく

先程しようとしていた恋バナを避けたからだろう


なんとも意地汚いやり方だ



















登坂｢へぇ｣



















そしてこの男の着火剤になってることが

またなんとも悔しい



















登坂｢そういやまだやってないんだっけ｣


『･･･ストレートにぶっこみますね』


桜｢まぁまぁ！お酒の席だし｣


登坂｢ちなみに彼氏出来たことはあんの？｣


『一応』


登坂｢何人？｣


『1人』


















別に隠すことでもないし

淡々と答える私に｢え｣と、響いた驚きの声



















『馬鹿にするならどうぞ』


登坂｢別にしねぇけど｣


桜｢むしろ付き合えただけキセキ｣


『してんじゃん！』


登坂｢いや、俺じゃないし！｣


















そうは言いましても

あなたのその表情がバカにしてるんですよ



なんて無理やりなこじつけは

きっと私の心が荒んでるからだろう



















登坂｢ちなみにその人とはなんで別れたの？』


『自然消滅？


元々お互いに連絡取るのが得意じゃなくて

遠距離になったタイミングでそのまま〜みたいな


2週間だから付き合ったかも謎ですね』


登坂｢じゃあもしかして処･･･」


『一応20歳なんですけど』



















この人はなんてことを言い出すつもりだったんだ



















『普通にありますよ。･･･3年前くらいに』


登坂｢え、じゃあその間ご無沙汰？｣


『････。カツキさ〜ん！チェック』


登坂｢ごめんて！もう聞かねぇから！｣



















よくファンの人が臣君はえろいとか言うけど

それはきっと内面から滲み出るものなんだと思う

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