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飲みが始まり数時間
頼んでいたフードもあらかたつまみ終え
そろそろ宅飲みにしようかな
なんて、提案しようとした所で入口のベルが鳴った
『(こんな時間に珍しい)』
時刻は午前3時05分
普通の人なら今頃飲みを終える時間だというのに
きっと私みたいに飲み足りなかったんだろうな
なんて勝手に親近感を沸かせながら
お会計を告げるタイミングを見計らってれば
カツキさんの声に耳を疑った
店長｢あれ、臣！｣
『(オミ･･･？)』
まさかとは思いつつも
｢俺、あのbarの常連なんだよね〜｣
とか言ってた彼の言葉が浮かんでくる
もしあれが
｢俺｣ではなく｢俺達｣だったのなら･･･。
登坂｢ご無沙汰してます｣
3つ椅子を空けた先に座った人物の声
顔を見なくたってすぐに分かったよ
だって私、貴方のファンですから
店長｢半年ぶり？くらい？｣
登坂｢っすかね？岩ちゃんが行ったって聞いて久々に顔だそうかと｣
店長｢岩ちゃんココ最近まぁまぁ来るよ｣
登坂｢きっと女に振られてる日ですよ(笑)｣
私達だけしかいない店内
聞こえてくる会話に思わず耳を塞ぎたくなった
隣の桜に助けを求めようにも
今はトイレに行っていていないし
『(お願いだから気づかれませんように)』
そっと心の中で呟いてみるものの
そんな願いはいつだって邪魔をされるんだ
店長｢Aちゃんそろそろチェックする？｣
『(カツキさぁぁぁぁん)』
いつもは空気読んでくれるのに
なんでこういう時に限って･･･。
隣から注がれる熱烈な視線に
振り向いたら負けだと必死に抵抗する
店長｢Aちゃん？｣
『(お願いだから名前を呼ばないで)･･･チェックで』
店長｢？了解｣
聞こえるか否かくらいの声量で答えた私に
不思議そうにしつつも去っていくカツキさん
それと当時に
明らかに近づいてきた気配が隣で止まり
私に影を落とした
何事もなくこのまま時が過ぎてくれたなら
そんな本日二度目の願いは
やはり簡単にねじ伏せられてしまうのだった
登坂｢よっ、久しぶり｣
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Lin(プロフ) - かいさん» とてもノロマな更新だったのに最後までお付き合いいただけてとても嬉しいです！ありがとうございます^^* (2021年3月2日 2時) (
レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - ずっと読まさせてもらってました！完結おめでとうございます！！すごく面白かったです！！ (2021年1月22日 0時) (レス) id: 9acab95810 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます！！ 中々遅めの更新ですが、ご期待に添えるよう頑張ります^^* (2020年12月21日 4時) (レス) id: fb6a746be0 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - まさかの展開！笑 続きが楽しみです(￣▽￣) (2020年12月18日 12時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
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