脱蛙化現象契約【岩田剛典】

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岩田｢･･･ごめん。追い詰めてるね｣



















謝罪なんて

聞くだけで辛くなるものはいらない




ただ私は

静かに立ち去って欲しいだけなのに


















岩田｢でも俺聞き分け悪いから


Aちゃんの負担になるって分かってても

諦めるなんて絶対しないよ






このまま何もなかったことにしたくない



そんくらい一緒にいる時間が楽しかったんだよ｣





『･･････ｯ･･･』


















頑固な彼が告げた一言は

あまりにも純粋に真っ直ぐで







私だって本気で恋愛を求めていたわけじゃない



ただ居心地が良くて

一緒にいると楽しくて





非現実的だと言うのは分かっていても


岩田剛典という一人の人に惹かれていたんだ


















(･･･なのに。)

















一人を求めてしまうこの心は


どうしようもなく。セーブ出来ないものだった





私の心は相も変わらず一人の時間を望み


結局傷つけてしまったじゃないか






また同じようなことが起きるくらいなら･･･、


















岩田｢このままじゃ俺

気になりすぎて眠れないかも｣


『！？』





岩田｢そしたら仕事もまともにこなせなくなって

色んなお偉いさんに迷惑かけて

HIROさんや直人さんにめちゃ怒られて


挙句の果てには三代目脱退？




からの芸能界にもいられなくなって
























ﾌｯ･･･やっと顔見れた｣

















驚いた顔をしてすぐ

安心したような優しい顔に心臓がぐっと熱くなる


















『･･･ずるいです』


















もう二度と会わないつもりでいたのに


気づいたら彼の言葉に転がされ

開いてしまった扉





｢ずるくてごめんね｣

なんて確信犯の言うセリフ



















岩田｢Aちゃんなら開けてくれると思った｣


















これはもう完全にファン心理を突ついたもの


岩ちゃんの需要度はよく分かっているから







策略と分かっていても

放置なんて出来るわけない
















『お茶入れます。』
















ここまで来たらもう

どうにでもなれ。精神とやらだ

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