脱蛙化現象契約【岩田剛典】

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『な、ん、こん･･･え？』


岩田｢ん？(笑)｣


















相当焦ってるのか酔っ払ってるのか

上手く言葉を発せない彼女



ま、俺的にはどっちでも好都合だけどさ



















『な･･･んで、こんな所に･･･』


岩田｢俺だって普通に飲みに来るよ｣


『ほ、ほーえ』


岩田(やっぱツボだ)



















なんつーかな

顔がどタイプなだけあって何しても可愛いく見える



















岩田｢よかったら一緒に飲まない？｣


『え？





･･･むｯむりむりむり！』








岩田｢そこまで拒否られると傷つくんだけど｣


『岩ちゃんキラキラしてるから目立つし！炎上NG！』


岩田｢俺たち以外客いなのになぁ｣



















芸能人だし目立つ行動を避けなきゃいけないけども


誰もいない店内に気を遣う必要なんてない





それでも返ってくるのはノーの一点張りで

意外にも頑固な姿に痺れもきれてきた


















岩田｢じゃあ俺ん家で飲もうよ

宅飲みなら周りの目も気にならないし



それならいいでしょ？｣


















自分なりに譲歩したつもりだ




初対面の人を家にあげるなんて

普段なら絶対にしないけど



そうでもしなきゃYESが貰えそうにないし







なんて



そんな俺の提案に

またもや意外なことにも彼女は顔を顰めて


















『･･････岩ちゃんってアホなんですか？』



岩田｢･･･え？｣








『うわっ、もう恐ろしい




芸能人が気軽に人をいれちゃいけません

住所晒されたらどうするんですか




私一応ファンなんですから！！！』

















突然のお説教にポカンと開く唇




むしろファンこそ来たいんじゃないの？

発想が可笑しいのは俺の方？



















岩田｢んじゃあそっちの家｣


『え、もっとないんですけど･･･。』





桜｢A〜何騒いでんの？｣


『さくらぁぁ』


桜｢な、なに｣


















タイミングよく戻ってきた友人に

抱きつきに行った彼女のせいで


不審な目を向けられたものの。それも一瞬





顔を見た途端一瞬にしてその警戒が驚きに変わった



















桜｢岩ちゃん･･･？｣


岩田｢どうも｣









桜｢どういう状況コレ｣


『私にも分からない』


桜｢はぁ？｣

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