. ページ27
.
「……」
炭治郎は頭を抱えながら、ボソボソ小さな声で何かを呟いている。
すぐに近くには行かず、私は耳を澄まして、
言ってることを聞き取ろうとした。
「はあ〜〜〜〜……いや俺カッコ悪すぎだろ……あんなこと言っといて逃げるとか……‼
Aも絶対なんだこいつとか思ったよな!?嫌われてたりしたらどうしよう、さっきも逃げちゃったし……！あああああもう馬鹿馬鹿、俺の馬鹿っ」
それを聞いた時、勝手に体と口が動いた。
＿＿＿違う、私は、
「……そんな事、思ってないよ、」
「え、」
炭治郎はゆっくりと振り向いた。思わず咄嗟に声に出てしまった。
「……嫌いになるわけ、ない」
今度はそれを声に出して言う。
炭治郎はまた顔を真っ赤にさせて、「あ、ぁ、A、」と、しどろもどろになっていた。
「今の、全部聞いて、」
「……うん、最初っから最後まで」
「う、うそ、っ、」
何処かへ行こうとする炭治郎。
すぐに手を掴んで、それを阻止した。
「……行っちゃダメ」
「A、」
.
「……今度は逃げないで、言葉の意味、ちゃんと言って、」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2760人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とく(プロフ) - ぜんいつぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (7月18日 12時) (
レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - うおおおおおおおうはぁぁぁぁぁぁぁ好きです！！！！！！！！炭治郎、やっぱ嫁に来て（満面の笑み） (2023年5月2日 17時) (レス) @page22 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
かあ - たんじろぉぉーーーーうう！！！好きぃーーー！！！！！！！！！ (2022年7月19日 11時) (レス) @page34 id: dadba14897 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - さぁいごぉぉぉぉぉぉ (2021年3月31日 7時) (レス) id: 087676fea2 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - たあああああんじろおおおおおおおおおお (2020年10月18日 1時) (レス) id: 0fd2e5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なるみ
| 作成日時：2019年8月19日 7時
