曇天に笑う・・・・・・・・『ここは俺たちの領域だ』 (ページ17)

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天「まぁともかくだ、白子のことに関しては了解したが、」

天火は考えるような姿で

水地はしばらく黙ったままだった

水「大蛇のことは後回しだ。まだ自我が保てている部分大丈夫なはずだ。それより白子達の動向が気になる。大蛇を狙っているのならば、私に接触してくるはずだ。風磨が神社の近くの山に集まりつつある。」

天「あぁそうだな。一緒にいるはずの空丸達も心配だ。」

水「一応あいつらの警護は犲に頼んである。もしもの時のためにな」

そこまで聞くとなると一つ疑問が生まれる。

天「犲は姉貴が器だってことを知っているのか？」

水「蒼世だけな。ほかはまだ知らないままだろう」

何故、犲は大蛇を殺すために集められた精鋭部隊

その隊長でもある蒼世が・・・？

水「ともかくだ、そろそろ風磨が動き出すころだ。長である白子とは別に獄門処にいた風磨一族も逃げだしたと聞いた。ならば近いうちに何かある。」

そのためにやることと言えば

天「俺はどうしたらいいんだ？」

水「お前はいつも通り・・・・威張っていればいいんだよ。そうすれば何もかも解決だ。ただ白子はどう動くかによって・・・だがな」

それじゃぁまるで時を待てと言っているようなもんじゃねぇか