大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ7)

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「いくつか質問をさせてもらうこれをどこで手に入れた？」

男は立体起動装置の一部を持ちながら問う

三人とも話さず黙っているだけ

「三人とも立体起動の動きを見せてもらった。あれは誰に教わった・・？」

三人とも話さない。男は近づき

「お前がリーダーだな。兵団で訓練を受けたことがあるのか？」

カ「誰にも教わったことなどないさ。」

カオルはやっと話した。
「独学ということなのか？信じられないな」

ル「このごみ溜めの世界から少しでも這い上がれるように身に着けただけ」

ユ「光が当たって当然の貴方達にはわかるはずもないわ」
と話してはずっとその男をにらみ続けた。

そしてその男はしゃがみこんで私と同じ視線になり
「私の名はエルヴィン・スミス。カオル私と取引しないか？」

やはりこいつが・・・でも昔どこかで見たことが・・・

カ「取引・・？」

エル「お前たちの罪は問わない。その代りに力を貸せ。」

カ「どういうことだ」

カオルのにらむ顔がさらにひどくなる

エル「調査兵団に入団するんだ」

カオルは少し驚き

カ「断ったら？」

エル「憲兵に引き渡すまで」

憲兵に引き渡されたら・・・そんなのわかってる。まともな扱いはされないってこと

まだ私だけならばいい。だけどこいつらは？私を信じてついてきてくれたこいつらは？どうなる

私が決断しなければ・・・

カ「いいだろう。入ってやる。調査兵団に・・・」

エル「よかろう。手錠を外せそして荷物をまとめろ」

ユリやルカ達も手錠が外れボスのもとへ急いだ。

カ「すまない。こんな形になってしまって、リードにはどうするか聞いてみよう」

と微笑みながらそう話すと

ユ「ボスのせいではないわ!」

ル「私たちも未熟だった・・・ごめんなさい！」

と抱き着いてきた。

この子達だけは絶対に護る・・・・