大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ30)

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私が・・・危険？

カ「力はともかく・・・危険なのは皆同じよ？」

二「お主は目覚めていないだけじゃ」

姓の名のレッドフィールドがどれだけ危険な存在の一族だったのか

カ「まぁいいわ。そんなのは後からいくらでも調べられるわ。さて憲兵に引き渡してもいいけど・・・それじゃぁあなたの自由は奪えない。奪えるとしたら選択は一つ・・・よね？」

二「や、やめろ！」

ニコラスは必死に抵抗したがカオルの力がさらに強くなり

カ「シンデモラウヨ・・・・静かにお眠り」

と怒りの顔でナイフを思いっきり振ろうとした瞬間

カ「・・・！リ、ヴァイ！離せ！」

エル「カオル、そこまでだ。ナイル師団長彼を連れていってくれ」

カ「離せ！仲間にあんなことされて黙っていられるか！」

怒りのあまり涙の表情と共に叫び

エルヴィンは

エル「言ったはずだカオル。あくまでも我々の任務は拘束。殺すことではない」

カ「だからってまた脱獄する可能性だってあるわけだ！そしたらまた、」

エル「その心配はない・・・」

と話した瞬間カオルは遠過ぎ去っていくニコラスを見てあきらめたのか、力を緩めてその場にへたり込んだ

その瞬間ポツポツと雨が降りはじめ瞬く間に大雨になった

ーーーーーーー
その日の夜

調査兵団本部の食堂では次の壁外調査が近いのか酒を飲む場面が多くみられる

カオルはあれからどこかへ行きエルヴィンは『おそらく仲間のところだろう』とそっとしておいてやれとリヴァイに言った

リヴァイはそれでも普段見ないカオルだったのか気になったのか・・・はたまた心配なのかカオルが戻っているのかどうか確認しに部屋に向かった

実質初めて向かうのだが・・・初めて知ったのはカオルと俺の部屋が隣同士だったということ

ドアの前に立ては手の甲でノックして立ち止まった

だが反応はない

まだ戻っていないのだろうか

そうすると中からグラス・・もしくはガラス製の何かの割れる音がした

リヴァイはドアを開けて中をのぞくと

窓枠に座っていて空を見上げながらぼーっとしている姿をしたカオルが目に入った

近くには割れたグラスおそらく落としたのだろう

その衝撃なのか指が切れて少し流血していた