大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ29)

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しばらくすると一人の男性

カ(ナイル師団長・・・？)

遠くからなのでよく見えないが言い争っていることは確実

ナイルの後ろには地下街のゴロツキどもだろう・・・数人が息をひそめていた

ニコラスだけをやるのは簡単

だがナイルがいる時点で私は捕まる

だったらどうする

・・・・

最初からわかっていたことだ

せめてものの償い・・・

大切な人をつくるとこうなるという償い

ーーーーーー

エルヴィン達は目撃情報の元カオルの居場所を突き止め同じように壁に向かっていた

ーーーーーーー

二「いい加減にしたまえ！ナイル貴様さえいなくなればわしは自由なのだ！」

ニコラスが叫んだ

カ「貴様に自由などない・・・」

カオルは即座にニコラスの首元にナイフを当てて

カ「私の自由を奪ったように、貴様の自由を奪ってあげるよ」

と睨んだままニコラスに向くと

二「お、お主‼‼なぜここに・・・貴様は・・・」

カ「おっと、何で死人がしゃべっているのだろうかね。教えて差し上げましょうか？」

実は昨日・・・

カ「あなた達、今回依頼された人たちね？」

？「カオル・・・」

そう私の本名までは知らないのね

カ「そうだとしたら？殺す？だけど無理ね。見てみなよ。周りを」

こいつの仲間であろう人達は皆伸びていた

一瞬の出来事のはずなのに・・・・何者・・・

カ「貴方・・・名前は？」

？「ルーク・・・」

敵わないと思ってくれたかな

カ「ルーク・・・いい名前

では、ルーク私と取引しない？」

と逆に彼らを抱き込んでいた

そしてニコラスに私は死んだと知らせあとは憲兵団師団長であるナイル・ド―クさえ始末すれば自由だと考えさせた

二「・・・・貴様～！！！」

と抵抗しようとしたが男とはいえど所詮おいぼれ、若者に勝つことなどできやしない

ましてや抱き込んだ地下街の子たちはカオル側についてしまっている

カ「さぁ・・・聞かせてもらおうか。なぜ私の仲間を殺したのか、そしてそいつらに私を殺そうとしたのかをな！」

ナイルは先ほどから叫んでいる。それはそうよ憲兵としては生きて捕まえること

だがそんなのは関係ない

二「危険だったからだ！お前達の力といい、わしを詮索などせねばい切れ来られたのにな！！」

と笑いながら話せば

二「手始めに仲間をそして一番危険なお主をやってしまえばもう怖くはない！」

私が・・・危険？