大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ28)

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リードとの話を終えた後消えていったカオルを探しに街を少し見渡していた

あの後

リ「できるかどうか知らねぇが・・・・悪くない」

あいつの笑顔と言うより表情が変わることには興味があった

そんな安易な理由かもしれねぇかもしれないがまぁいい

そう言うと

リー「ありがとう。ボスはおそらくシーナの地下街だと思うよ」

と言われ地下街の入り口へ行った

二度と戻ることもないだろうと思った地下街

相変わらず汚ねぇ・・・

しばらく歩いていると地下街では珍しい服装を目にした

そう貴族らしい服装おそらくニコラスの使いの手だろう

手順は一緒・・・

リ(もしかすると・・・)

カオルは俺たちの時も全体的に見ていた。

そうするとなかなか見上げることのない上にいるはず

そう思い上を向けば

ほらいた

リヴァイは建物の上に向かって立体起動し、カオルの後ろについては

カ「・・・どうやら脳みそはあのままのようね」

とリヴァイに向かって言った

カ「憲兵がここへやってくるのも時間の問題、さっさと始末しないと」

と言うと

リ「近くにいるのか」

カ「憲兵は遅いからね。ボスは高みの見物かな」

と上を見上げながら

カ「何・・・・・それがどうかしたのか？」

リ「いや、別に・・・・」

と言うとカオルはリヴァイの方を向き

カ「なら、おとなしく帰りな。エルヴィンにも言われた通り、少なくとも私かリヴァイ・・・お前のどちらかが狙われる」

と言いながらも十中八九私だ。リヴァイはほとんど知らず依頼を受けた直後にニコラスは捕まったのだから、私と一緒にいては面倒なことになりかねない

リ「帰れるなら帰りてぇよ。だが任務だからな」

カ「・・・・まぁ今日は動かんだろ。今日は引き上げだ。エルヴィンに報告を頼む」

無表情のままいえばそのまま地上へ向かいどこかへ行ってしまった

ーーーーーー
翌日

あれからカオルは戻ることはなかった

俺はエルヴィンに報告すると『その決行はおそらく今日だろう』

と言いながらエルヴィンも出る支度をし始めた

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カオルは一人ニコラスを追い続けていた

一人になる時が絶対来る

ユリ達の敵打たせてもらうよ

と一人壁の上にいるニコラス

おそらく誰かを呼ぼうとして

そう思うと遠くで壁に登りナイフの準備を確認しながら忍び足のように近づき少し遠くから様子をうかがっていた