大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ25)

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～屋上～

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カ「・・・居るんだろ。リヴァイ」

リ「・・・・なんでわかった」

屋上の隅の方で片足をかけながら遠く彼方を見つめている状態で物陰に隠れていたリヴァイに声をかけた

カ「大方・・・エルヴィンに『私が妙な動きに出たら止めてくれ』とでも言われたんだろう・・・」

大正解だ。ニコラスについて話を聞いたとき、エルヴィンに言われた。

エル「カオルは過去の事でニコラスを恨んでいる
捕まえるならまだしも殺すとなると彼女を庇いきれないだからそうなる前に止めてやってほしい」

と、

俺もニコラスについては恨む部分もあるが、余程のことなのか

リ「なぜ、ニコラスを恨んでいる」

カ「・・・・それを知ってどうする」

リ「・・・・事と次第によっては連れ戻せといわれているんでな」

カ「・・・わかってるくせに、」

連れ戻したところで必ず俺かカオルが逢う羽目になることは間違いない

そういう話をしてるとリードが

リー「お取込み中でしたか？ボス」

と資料を持ちながらやってきた

カ「構わん。できたのか？」

リー「えぇ・・・大方場所は絞れました。ですがあくまでも統計的にですが、」

と渡しては

カ「リヴァイ、これだけは言っておく」

リ「なんだ」

カオルは立ち上がり目の前にいるリード、リヴァイを見ながら

カ「何としてでも、ニコラスは仕留める。殺そうが捕まえようが私は関係ない」

それはつまり・・・・その時の気分ってことなのだろうか

それだけ言うと彼女は立体起動に移りそのまま屋上を後にした

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リー「・・・・もしかして？最近地下街出身の人が兵士長になったって言う・・・」

話す機会がなかったのか昔なら絶対に話さなかったリードから口を開いた

リ「リヴァイだ」

リー「ボスの部下なんですか？」

リ「あぁ、それがどうかしたのか？」

リー「いいえ。でも、もう２年になるんですね・・・あれから」

そういうと少し安心したのか安堵の顔になったリード

リ「そのことだが、お前は知っているのか？なぜ部隊を持てなかったのか」

リー「僕の口から言うべきではないと思うんですけど、ボスはかたくなに語らないでしょうから・・・」

と少し考えたのち

リー「兵士長さんは何処までご存じなのですか？」

と聞くとリヴァイはこれまで聞いてきたことを話した