大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ23)

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しばらくハンジを追いかけていると少し視界が開けた場所に着いた。

ハンジは巨人と話をしているのだが、追いかけていたオルオがうなじをめがけて刃を向けていた。

ハ「オルオ！まて！」

ハンジのその声がオルオを止めてしまい巨人につかまってしまった。

そこへリヴァイはつかさず腕を斬りうなじを斬った

ハ「この子は貴重な実験の材料になったのに・・・」

リヴァイとハンジは言い争っている

同じく追いかけていたぺトラは「へ・・・兵長・・」

と震える声で視線をずっとずらすことなく話した

よく見ると先ほどの巨人が開けただろう穴の中に何かがいた

リヴァイ、ハンジ、カオルは近づくと

ハ「３４回目の腕章・・・」

約一年前の腕章ってところか・・・

ハ「名前は・・・」

と何とか読もうとしてもかすれてて読めない。カオルはあたりを見まわすと手帳が落ちている

拾ってみるとリヴァイも近づき

カ「イルゼ・ラングラー」

リ「の戦果だ」

カオル達は拠点に戻りエルヴィンに報告

壁外調査が終了後あの手帳はハンジが持っているという

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壁外調査が終了しカオルはエルヴィンに呼ばれた

エル「すまない。疲れているところ」

団長室に行くとそこにはリヴァイもいた

カ「別に構いやしない。で、なんか用があったから呼んだんでしょ」

相変わらず無表情になってはいるが心なしか昔よりかは柔らかくなっているように見える

エル「呼び出したのはほかでもない。あることについて調べてほしい」

エルヴィンは資料を出しながら話した。

カ「あること？」

資料を受け取り中身を見ていると驚きの情報だった

カ「おい、エルヴィンこの情報は確かなのか？」

エル「残念だが、事実だ。ニコラス脱獄した。」

カオルの表情が柔らかくなったのはニコラスが捕まっていたためエルヴィンにはそれはわかっていた。

エル「早急に対処しなければならない。近いうちに接近を図るだろう。カオルかもしくはリヴァイに」

カ「それで？接触したら？」

カオルは無表情のまま・・・ただ険しい顔になって

エル「憲兵に引き渡す」

カ「私にやらせない方がいいのでは・・・・」

そういうと資料を置いて

ドアを開けながら

カ「私がもし見つければ復讐を遂げてしまう、あの子達と同じ運命にさせそうだ」

そう言ってカオルは団長室を後にした。