大切に思うからこそ満面の笑みで… (ページ15)

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数十分後

カオルは周辺の巨人を討伐できたと思い馬を補給地点である拠点に走らせていた。

カ(嫌な想い出を蘇らせてくれる)

そう思いながら馬をただ走らせていた。

ーーーーーーー

リヴァイはエルヴィンに近づくため馬を走らせていた。

だが視界は悪くただ感で動くことしかできなかった

リ「・・・！」

視界が少し開けた場所で見えたのは

無残に転がる血まみれのマント

リ「・・・・なんだ。何があった・・・・」

そう考えていると近くで黒の煙弾があがった

リ(たしか黒は奇行種が現れた・・・ってこととは)

リ(すれ違ったのか！？)

巨人だと思われる足跡を見るとまっすぐ続いている

リ(二人の方向へ進んでいる)

このままでは危ないと急ぎ戻るリヴァイ

視界の悪い中馬を全速力で走らせていたため馬が足を滑らせてしまった

リヴァイはその反動で落ちてしまった、そこで見たのは

目を見開いたイザベルの顔だった・・・・
ーーーーーーー

そのまま馬を走らせていると視界不慮でもでかい影が見えた

カ(巨人だ。１０Ｍ級くらいか・・・)とその方向へ馬を変えると

リ「・・・美味かったか？」

静かな雨になったのか声がよく聞こえる

倒された巨人のそばによればリヴァイはイザベルやファーランの近くでぼーっと立っている。

私は馬から下りて
カ「周りに巨人はいない。奇行種と言うのはこいつで間違いないだろう」

いつも無表情も無理もないだろう、あの時の光景にそっくりなのだから

その報告を聞くとエルヴィンはほぼ放心状態と言ってもいいリヴァイに近づき
エル「生存者は君だけか？」

しばらくの間があき

エル「無様だな・・・」

といった。私の時も同じだ。こんな風に私『だけ』が生き残った

リヴァイはわれ擦れたのかブレードを持ち直しエルヴィンの首を狙って振りかざそうとしたが

ミ「エルヴィ・・・・！」

カオルは間一髪でリヴァイのブレードを持ち血を流しながらも制御していた

リ「俺は・・・・お前を殺すために！ここにきた！」

カオルでも少し押されている、だが負けてはいない、震えながらもしっかりと制御している