38 ページ38
・・・一週間後か
この選択で会っていたのか・・・
空「きっと強くなれる・・・」
空丸が云い聞かせても脳裏にあの姿が思いだし
空「・・・！違う俺はあいつとは違う・・・！」
ーーーーーー
水「(*´Д`)ﾊｧﾊｧ。。。。(*´Д`)ﾊｧﾊｧそろそろ限界なのかな・・・・こいつの力も私の力も」
一方で水地はと言うと地下に行き蔵の中であるものを見ていた
おそらく数百年前の曇の先祖が残したものであろう巻物
しばらく集中して読んではいるがどうも理解ができないところがある
なぜあの牡丹というものは式神なのに自分の信念で動けるのか
あとあの『犲』の設立目的の本当の意味
あの人(父親)は一体何のために？
そんなこと考えていると
コンコン
蔵の扉から誰かたたく音が聞こえた
おそらく天火だろう。ここを知っているのは天火しかいないのだから今となっては・・・だけど
天「姉貴体の方は大丈夫なのか？」
水「・・・・私の心配より自分の心配をしたらどうなんだ？」
天「姉貴の作ってくれたこれのおかげで抑えられているから大丈夫だよ。」
とハイテンションで言うものだから
真面目に答えようと目を細め
水「いくらその首輪と腕輪で抑えられているとしても私の能力には限界がある。それにもし私がこの世からいなくなったりすればその能力は失われるのだぞ。少しは自分の心配を・・・『姉貴はいっつもそうだ』・・はい？」
天「姉貴はいっつも自分のことは自分で他人のことばっか気にしてやがる。少しは自分を心配する努力をしてほしいもんだね。」
水「自分のことはどうでもいい。だが、天火。お前は違うお前は私と違って生きなきゃいけない。その首輪のやつもそろそろ考えといかんな。」
そういうと天火は悲しそうに近づいて
天「姉貴・・・・いくら歳が上だからって少しは頼ってくれ。頼ってくれないから俺らは余計に心配なんだよ。」
そういうとそっと姉貴を後ろから包み込むように抱きしめた
天「お袋や親父を失う怖さは俺も知ってる。だが何より姉貴を失うことが一番怖いんだ。」
天火にとっての一番の弱音だろう。
天「どんなに突き放しても俺は姉貴についていくから。」
水「・・・・すまんな。もう引き戻せねぇんだ。何があっても大蛇の器はこの世から消えるべきなんだ。」
天火は知っていた
大蛇の器は 曇 水地であるということを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜 - とても面白くて、一気に読んでしまいました！続きはまだ書く予定なのですか？書くのならいくらでも待つので更新頑張ってください！ (2017年9月13日 22時) (
レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
楓の実(プロフ) - すっごい面白かったです！続き待ってます(*＾▽＾*) (2017年7月9日 16時) (レス) id: 4806927fb0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)なぎ(プロフ) - ＿|￣|○･ﾟ･ｩﾜｧｧｧﾝ最高でした〜ほんとにほんとにありがとうございました!!! 私のわがままを叶えてくれるなんて...やっぱり黒崎さんは神ですか？ 感謝の限りですm(_ _)m (2017年3月30日 8時) (レス) id: fa494c4eb7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)なぎ(プロフ) - ぁぁぁぁぁぁぁ喜びの限りですぅぅぅぅぅ＼( 'ω')／ (2017年3月23日 16時) (レス) id: fa494c4eb7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎薫(プロフ) - (名前)なぎさん» ＼( ‘ω’)／ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ！！いえ！こちらこそ！ご期待によそえるか分かりませんが、作らせていただきます！出来たら随時載せますのでよかったら読んでください！ (2017年3月21日 23時) (レス) id: 941995242a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒崎 薫 | 作者ホームページ：ｂａｋａｔｅｓｕ．ｉｎａｉｒｅ．ｉｎａｇａ−．ａｎｉｍａｄａｉｓｕｋｉ...
作成日時：2017年1月28日 0時
