かわれました 34 ページ35
Aside
A『やっと終わった...』
と呟きずっと握っていたペンを手から離した。
中也さんのおかげで想像していた時間より何倍も早く終わり、次も手伝ってもらおう。などと今回の事に全く反省せずに小さく欠伸を1つ零した。
中原「これに懲りたら次から定期的にちゃんとやれよ。次はぜってー手伝ってやんねえからな。」
マジだからな!?と再び私に釘を指した。適当に返事をし、重い腰を上げ立ち上がった。
中原「あ?もう行くのか?」
A『さっさと芥川に持ってかないとまた怒られそうなので。』
と言いながら中也さんがやってくれた書類も受けとり、山積みの書類を手に持ち、ありがとうございました。と感謝の言葉を後に部屋を後にしようとした。
中原「...なンだよ。早く出てけよ。」
A『いや、両手塞がってて扉開けられないんです。』
と控えめに振り返り中也さんを見ると
へーへー!開けてやればいいんだろ!開けてやれば!と苛立ちを隠さずに大きな音を立てて扉を開けた。
これ以上怒らせたらめんどくさい...そう察し、失礼します。と足早に中也さんの部屋を立ち去った。
芥川の部屋の前まで行くと樋口が青い顔をして立っているので、樋口?と声を掛けると、Aさん!やっと来た...!と涙ぐみながら私の声掛けに返事し、嬉しそうな顔をした。
A『何してるの?』
樋口「Aさんが遅い!って先輩がずっとピリピリしてて...これ以上遅くなったらどうなる事かと思いましたよ!」
ピリピリしてる。という単語に思わず顔を歪めてしまった。めんどくさ...と思わず声を漏らすと、樋口は苦笑いし、扉に向き直った。
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彩乃(プロフ) - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます!! (2021年9月18日 21時) (レス) id: e9609c3893 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - すごく面白いですね!楽しみにしています。 (2021年8月5日 23時) (レス) id: ca65bd19a8 (このIDを非表示/違反報告)
ロザリー - 面白くて一気読みしちゃいました!続き待ってます! (2021年7月30日 16時) (レス) id: c0377d5875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(Magao) | 作成日時:2021年6月11日 3時