かわれました 30 ページ31
Aside
ガタン
A『痛...』
中原「手前、何昼寝してンだ。仕事しろ、仕事！」
そういわれ椅子を引っ張られ、私は椅子から落ちた。痛い...と言いながら腰をさすっていると
中原「寝ながら凄ェ嫌な笑いしてたが、手前どんな夢見てたンだ？」
そう言われ今見た夢の内容に顔を青くした。答えようと思い、口を開いた瞬間夢の内容が頭から吹っ飛んだ。
あれ？と思いながら、忘れました。というと、なンなンだよ手前！っとさらに怒鳴られた。
中也さんはふい、とそっぽを向き腕を組み、まァいい。仕事しろ、仕事。とさっきと全く同じ言葉を繰り返した。私がわかりやすく嫌な顔をしてみせると、まず第一に手前が昼寝すんのが悪いんだからな！などと説教が始まった。
適当に聞き流していると、そういや、樋口が探してたぜ。と言われ、もっと早く言ってくださいよ。と小さく呟き椅子にかけてあるコートを持ち、行ってきます。と言い扉を開けた。
真っ直ぐの廊下を歩いていると前から凄い量の紙を運んでいる樋口が居た。
A『樋口、何してるの？』
樋口「Aさん！！探してました！」
A『知ってる。さっき中也さんに...』
と言いかけたところで、では、これをどうぞ！と私に向けて大量の紙を渡してきた。
は？と顔を歪めると、Aさん。自室にいなかったので、中也さんの部屋かなーと、やっぱり中也さんの部屋でしたね！と、ヘラっと笑った。
そんなことは正直今はどうでもいい。この紙はなんだ。そう思い口を開くと
樋口「あ、この紙はですね。芥川先輩がAさんに渡せと」
A『返却します』
と言ったところで樋口は無理矢理私に紙を押し付け、それでは！と走っていった。
A『せめて一緒に運んでくれたらいいのに...』
真っ直ぐの長い廊下に私はぽつんと、ただ1人残された。
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彩乃(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続き楽しみにしてます！！ (2021年9月18日 21時) (
レス) id: e9609c3893 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - すごく面白いですね！楽しみにしています。 (2021年8月5日 23時) (レス) id: ca65bd19a8 (このIDを非表示/違反報告)
ロザリー - 面白くて一気読みしちゃいました！続き待ってます！ (2021年7月30日 16時) (レス) id: c0377d5875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：（Magao） | 作成日時：2021年6月11日 3時
