かわれました 20 ページ21
Aside
森「Aちゃぁーん!おはよう!」
大きな声と、扉が勢いよく開く音で目が覚めた。
寝すぎて逆に身体がダルいくらいだったがパパが抱き上げて隣の部屋のソファまで連れてきてくれ、座らせてくれた。
パパは上機嫌に鼻歌を歌いながら台所の方へ跳ねて行った。
パパが元気でも私はやっぱり眠くてソファに倒れこもうとした。ふいに俯くと指に貼ってある絆創膏が視界に入り、すっと撫でた。
新しい絆創膏に変えて目でも覚まそうかな。そう思いふらふらと立ち上がり、絆創膏などが入ってる棚をまさぐり絆創膏を取りだした。
ソファに戻り絆創膏を外した。
A『あ、れ...?』
となんとも阿呆らしい途切れ途切れの言葉が口から出てきた。
その視界に映った光景に目を疑い強く目をこすってもう一度見てみたがさっきも何も変わりはなかった。
目を強く擦りながら、なんで治って...そう呟いていると、パパが上機嫌に台所から出てきた。
私を見ると、目は擦っちゃダメだよ!?なんて焦りながらいい私の腕を掴んだ。パパもふいに私の怪我していたところに目を向けると、あれ?と目をまん丸にして声を漏らした。
森「あ、反対の手だったかい?」
いつも通りの笑顔に戻り反対の手を見るとまた目をまん丸にした。パパは顔をあげ、私はしばらく目を合わせていた。
ふいに、太宰くんの言ってたことが本当なのか...そう、顎に手を当てパパは小さく呟くと
森「あ!そうそう。ご飯だよ!椅子に座っちゃいなさい。」
と何事も無かったかのように言ったので私も特に気にせず食事をした。
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彩乃(プロフ) - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます!! (2021年9月18日 21時) (レス) id: e9609c3893 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - すごく面白いですね!楽しみにしています。 (2021年8月5日 23時) (レス) id: ca65bd19a8 (このIDを非表示/違反報告)
ロザリー - 面白くて一気読みしちゃいました!続き待ってます! (2021年7月30日 16時) (レス) id: c0377d5875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(Magao) | 作成日時:2021年6月11日 3時