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第26話 ロビンフッド 後編
アキト「殿下!何もせずに逃げる訳にはいきません!」
アキトは王様とマルコ妃の悪行を打ち明けました。
トモヒロ「…わかった。では、一緒に戦ってくれないか?」
アキト「はい!」
アキトはトモヒロ殿下と共に王様と戦い、
失脚させることが出来ましたが…
アキト「マリアンヌ!」
『アキト!』
逃げるマルコ妃に手を引かれたマリアンヌがいました。
マルコ「あんたはこっちだよ。」
『いやや!やめて!』
マルコ妃はマリアンヌの腕を離すことなく、
鏡の中へ消えて行きました。
バリーーーーン!
そして2人が消えた鏡は大きな音を立てて、
粉々に割れてしまいました。
アキト「!?消えてもうた…」
後に、トモヒロ殿下から聞きました。
マリアンヌはマルコ妃の一人娘だったこと。
そして、望まぬ結婚が決まっていたことを。
トモヒロ「ずっと聞いとったんや。マリアンヌは他に好きな人がおるって。その人は王族ではないってな。妃の耳には入れてはいけないと気を付けてたんやけどな…」
そう言うと、トモヒロ殿下はアキトに指輪を差し出しました。
アキト「なんですか?これ。」
トモヒロ「マリアンヌのお気に入りの指輪。黄色とオレンジの宝石が可愛いやろ?君に持っていてほしい。もちろん、お金に困ったら売ったって構わない。」
アキト「でも、なんで…」
トモヒロ「君だから。マリアンヌの想い人は。」
◇
智洋side
キーンコーンカーンコーン
智洋「ううっ…マリアンヌ…」
最後の数ページを残したところで、
あまりの悲しさに本を閉じてもうた。
チャイムが鳴って授業が終わった後も、
俺は机から離れることが出来ず、
拭った涙でシャツの袖がびしょ濡れになっていた。
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます!おとぎ話がベースとなるので、元ネタが面白かったので、あとは上手く書けるかこれからも頑張ります! (2021年9月10日 8時) (レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 初めまして。めちゃめちゃ面白いです。元ネタを知らないのですが、逆にワクワクします。お話も面白くて最高です!これからも楽しみにしております。 (2021年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時