純愛【場地圭介】

じゅう ページ11

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堅｢そんじゃあ俺家帰って着替えてくるわ｣


万｢俺も〜。ケンチン送ってー｣


｢じゃあまた後で！俺も着替えてくっからゆっくりしとけ｣


『うん、ありがとう』




10分もせずに戻ってきたんだけど




『え？』


｢え？｣




『天上天下、唯我独尊、暴走卍愚連隊、卍壱番隊隊長...』




背中には大きい文字で '' 東京卍會 '' と書いてあった


東京卍會はこの辺では子どもからお年寄りまで知ってる、


所謂 '' ヤンキー・暴走族 ''




『場地くん...東京卍會に入ってるの？』


｢んぁ？言ってなかったっけ？｣


『聞いてないよ！びっくりしたじゃん！』


｢わりぃわりぃ笑 千冬もだぜ？｣


『えぇぇ！？』


｢あと、さっきのマイキーが総長｣




どうしよう、白月はキャパオーバーで倒れそうです




『じ、じゃあ集会は？』


｢全員参加する大事な集会だ。遅れるから行くぞ！｣




場地くんはもう一度自分の部屋に戻って黒のダウンを持ってきた




｢バイク寒いからこれ着てけ｣


『うん、ありがとう』


｢マイキーの妹もいるから大丈夫だ。安心しろ｣


『うん...』




正直、不安しかないです、場地くん...









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場地くんの後ろに乗るのにようやく慣れてきた...


後ろからはものすごい数のバイクのコールが聞こえる




『ば、場地くん、狙われてるんじゃないの！？(大声)』


｢大丈夫だ！俺達の仲間だ！(大声)｣




またそこからしばらくすると人気(ひとけ)のない神社に着いた


下の方にバイクを停めると場地くんの仲間たちが挨拶に来た




《ちわっす！場地さん！》


《お疲れ様です！！》


｢おう、お前ら早く上いけ！！｣


《《ウッス！！！》》




場地くんって、もしかして偉い人？




｢マイキー来た。ちょっとここいろよ！｣


『えっ！待って！ひとりにしないでよ...』




場地くんが少し離れた間にバイクと人が増えた




〈ここでなにやってんの？〉


〈めちゃくちゃ可愛いじゃん〉


『あのっ、いや、その...』




堅｢おい、テメェら何時だと思ってんだ。遅せぇぞ！！｣




〈すみません！！〉




龍宮寺くんが話しかけてきた人たちを一蹴した




｢悪い、遅くなった｣


『全然大丈夫...』


堅｢またまたごめんね...！おいエマ！！この子場地のダチだからしっかり守っとけ｣


エ｢りょうかーーーーい。｣




龍宮寺くんに呼ばれて金髪の可愛い子がやってきた




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