STAGE25 ページ26
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会議室で論争が繰り広げられている頃、Aは空いていた作戦室に篭もり、1人かんがえていた。
貴[…熱くなりすぎちゃったな…
三輪くんに謝らなきゃ。
…そもそも、迅のプランって最終的に遊真の為だし、精鋭部隊を蹴散らしてしまった今、どうする気なんだろう…。
私も呼ばれちゃうかな…(笑)]
息を一息吐くと、Aは立ち上がり作戦室を出た。
口の中でチョコレートをころがしながら、会議が行われているであろう会議室を目指し足を進めた。
門を曲がると人影が見えた。
貴『…あら、さっきはどーも！』
太「おー！A。お前も迅に用？」
風「…」
貴『んや、用ってほどではないんだけどちょっと気になって来てみた。』
そう言うとAは風間の隣に腰を下ろした。
貴『蒼也くんも遠征お疲れ様♪』
風「あぁ。」
太[一応俺も行ってたんだけど…(笑)]
風「A、何故今日は"雪月花"を使わなかった。
使えば数なんて関係なく、余裕で勝てていただろ。」
貴『……使わなかった理由…か…。
本当の敵じゃなかったし、蒼也くんたち相手に使えるわけない。
それに、私が黒ﾄﾘｶﾞｰを使っていたら今頃城戸さん命令で没収されてたよ(笑)』
風「……っ。
そうか。」
太「相変わらず可愛いこと言うねぇAちゃん(笑)
こりゃ、風間さんも大変だ(笑)」
貴『え？蒼也くんなんか大変なの？？』
風「太刀川うるさい。
…別に何でもない。」
貴『？？』
太「はいはーい(笑)すみませーん(笑)」
すると通路の先から、ぼりぼりと音を立てながら鼻歌交じりに歩いてくる人影が見えた。
迅「よう、お3人方。
……ぼんち揚、食う？」
そして３人は自販機前に移動し、話を始めた。
太「……まったくお前は意味不明だな。
何あっさり「風刃」渡してんだよ。
勝ち逃げする気か？
今すぐ取り返せ！！
それでもっかい勝負しろ！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
貴『太刀川さんも無茶苦茶な(笑)』ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
迅「ﾑﾁｬいうね、太刀川さん」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
風「黒ﾄﾘｶﾞｰ奪取の司令は解除された…
風刃を手放す気があったなら最初からそうすればよかっただろう。
わざわざ俺たちと戦う必要もなかった。」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
貴『いや、どうだろうね。』
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作者名：夢兎 | 作成日時：2017年10月5日 23時
