STAGE23 ページ24
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奈「…A先輩の姿が見えないな…」
貴『奈良坂。もうやめた方がいいよ。』
奈「！？！？」
貴『今の状態じゃ、あの二人でも迅には勝てないし、緊急脱出するのも時間の問題。
これ以上やるならあなた達は私が片付けるよ？』
奈「…っ。いつの間にここへ…」
貴『射線から1度外れてｸﾞﾗｽﾎｯﾊﾟｰでちょちょいとね♪』
奈「…分かりました。＜ﾋﾟﾂ＞こちら奈良坂。すみません。Aさんに背後を取られました。行動不能です。」
Aは奈良坂の両腕を封じるとそのまま○山隊の方へ向かった。
ーーーーー
Aが○山隊の所に向かった時には既に○山の左半身が封じられていた。
三「○山さん、あんたの有能な部下はどこへ行った？
あんたを囮にして奇襲するんじゃないのか？」
○「それは…どうかな」
出「うわぁ○山さん嘘下手だな〜！」
ー ﾄﾞﾝｯ ﾄﾞﾝｯ ー
○「っぐ！！」
三輪のﾄﾘｶﾞｰによって○山は動きを封じられた。
貴『ほーんと！准って嘘下手だよね〜(笑)』
そして間延びしたAの声と同時に当真が緊急脱出したのが確認された。
貴『お！木虎ちゃんやる〜♪
さてさて、准くん大丈夫？(笑)』
○「あ〜Aさんくる前にどうにかしようと思ってたのに〜」
出「げぇっ！Aさんこっちきたの！？」
貴『げぇってなによ！！！(笑)
久しぶりに会えて嬉しかったでしょ？出水くん♡笑』
三「Aさん…何故っ」
三輪はAを睨みつけた。
貴『これが私のやるべき事だから、とだけ言っておこうかな♪』
いつになく噛み付いてくる三輪の発言に対して、いつも通りにAは答えた。
三「あなたが近界民を庇う必要なんかないはずだっ！！！！！
あなたは恋人を殺されたのを忘れたって言うのか！！！！！！」
その瞬間、空気が変わった。
出「ちょ、三輪…」
出水の静止もお構いなく、
三「近界民を匿う理由なんてないはずだっ！！」
続けた三輪の目の前には
貴『…その話、流石に怒るよ？』
冷たい目をしたAが三輪の首元刃先をあてて
既に立っていた。
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作者名：夢兎 | 作成日時：2017年10月5日 23時
