STAGE48 ページ9
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根「忍田本部長！ すぐに部隊を回してください！！
このままでは街が……」
忍「部隊の合流が先だ！！！
戦力が劣った状態で敵には当てられない！！
迂闊に動けば新型の餌食だ！！
それにﾄﾘｵﾝ兵の群れを追って行った先で、また新型が現れる可能性もある！！
南と南西には○山隊と非番の隊員が向かっている。
交戦中の部隊は戦力の維持を最優先しろ！！」
忍田は的確に指示を出す。
一方では、忍田の背中を不安そうに見つめる根付の姿があった。
根「し…しかしそれでは……」
城「戦力を
ここで失えばこの先が苦しくなる。
私は本部長の判断を支持する。」
根「城戸司令……！」
城「……だが
そのやり方では…新型に手古摺ればその間に市街地が壊滅するぞ。」
忍「わかっている。待つのはA級が合流するまでだ。
新型はA級部隊が止める。
そしてB級部隊は全部隊合同で市街地の防衛に向かう。」
根「全部隊！？それでは…東・南・南西１箇所しか回れんのじゃないかね？！」
忍「その通り。１箇所ずつ確実に敵を排除していく。
その間、他の地区の被害はある程度覚悟していただく。」
鬼「助けに行く地区の順番はどう決める？
後で文句がでるぞ。」
忍「「避難が進んでいない地区」を優先する。
他に質問は？」
城「……万が一、A級でも新型が止められなければどうする？」
忍「……………有り得べからず事だが、
その場合は、私が出る。」
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ー基地東部ー
東側では依然として風間隊と新型の戦闘が行われていた。
三人がかりで慎重に攻める風間隊だが、中々仕留めきれずにいた。
ーｽﾞｷﾞｬｯー
菊「もー、何やってんですか…
一撃で決めてくださいよ…
せっかくぼくが囮役になったのに」
風「隠密攻撃に反応されたか。」
歌「こいつも耳がレーダーっぽいですね。
目よりは鈍いみたいですが。」
風「菊地原、装甲が厚いのはどのあたりだ？」
菊「特に厚いのは両腕。
あとは頭蓋と背中。これ削り切るのしんどいですよ。」
風「薄いところから解体していけばいい。
まず耳、足。それから腹だ。」
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作者名：夢兎 | 作成日時：2017年10月10日 23時
