第5話 ページ7
アンデルセンside
『名をアイテル。この世界の空気、天空、そのものよ。』
美しい声、美しい容姿、そしてまた神ときた！
これは…中々いい題材だ。
ロマン「あ、アイテル？！あの原初神の？！あれっ、男じゃなかった？あれ？｣
『ええ、そのアイテルよ。まぁ、あまり有名な神ではないし、伝説なんてものもないけれどね。性別については、人間が語り違えたとかそんな感じじゃない？多分。』
適当だな
マシュ「さっきの戦闘で竜巻が発生したのは女神アイテルのおこしたものだったんですね！」
竜巻だと…
『そうよ。風や空気を操ることならそれなりにできるの』
モー「それってつまり、この霧をどうにか出来んじゃねぇのかよ？」
このセイバー、考えもなしに発言をする馬鹿だ。
アン「馬鹿かお前は、神とは言えど所詮はサーヴァント。クラス落ちしているに加えて、これは自然に発生している霧じゃない。
発生源がある。それぐらいわかるだろう？」
『アンデルセンの言う通り、完全であれば根源を叩きつつ、魔霧をはらうなんて容易いんだけれど…今の私はサーヴァント。
出来ても広範囲を一瞬だけだから、ほとんど意味の無いものよ。
それに、貴方達みんな、霧から出てきたでしょう？』
モー「ん？なんで知ってんだ？」
『貴方達より前に現界していたの。言ったでしょう。空気は私の目であり鼻。この街全域を見ることぐらい容易いの』
……この街全域か…本物だとどうなるんだ？世界全土か？
その辺もあとで問い詰めたいところだ。
モー「……お前、本当に神霊か？本物じゃねぇのか？」
『そんなわけないでしょう。話を戻すわよ。』
しかし、少女の癖に生意気な美しさ。
……ああいや、ううん…
ロリコンではないんだがな……
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作者名：あんず | 作成日時：2018年1月6日 1時
