お話し(33) ページ33
赤也「勉強、終わったー。」
お疲れ様。
赤也「これで、真田副部長に怒られなくて済むス。」
ふふ、赤也君頑張ったからね。
赤也「吹雪は、もう寝るんスか?」
蓮二君と星を見る約束してるから、星見たら寝るかな。
赤也「じゃあ、部屋に戻るス。勉強、手伝ってもらってありがとうス。」
いいのよ。
赤也「あ、柳先輩来ましたよ。」
本当だ。
柳「赤也の勉強を見てくれていたのか。」
うん。
柳「どうだった?」
最初は、苦戦してたけど。なんとか、終わったよ。
柳「ご苦労だったな。」
ふふ、可愛い後輩の面倒を見るのは楽しいよ。
柳「そうか。」
うん。星、見に行こうか。
柳「そうだな。」
今日は、星が綺麗に見れるらしいよ。朝、ニュースで言ってた。
柳「きっと、星が綺麗に見えるだろう。」
ふふ、外行こうか。
(外に出る)
蓮二君。星、綺麗だよ。
柳「今日は、星が綺麗に見える条件がいいらしいな。」
あ、蓮二君。
柳「なんだ?」
月が綺麗ですね(ニコ)
柳「ああ、綺麗だお前が。」
私じゃあないよ、月だよ。
柳「月も綺麗だが、お前の方が綺麗だ。」
今顔見ないで、絶対赤いから。
柳「見せてはもらえないだろうか。」
顔、赤いよね。
柳「ああ。」
恥ずかしいよ。
柳「寒くないか。」
大丈夫だ(クシュン)
柳「大丈夫では、ないようだな。吹雪、こっちに来い。」
うん?
(ギュウ)
え、あ。蓮二君。
柳「寒いか?」
ううん、暖かいよ。
柳「俺も、暖かいぞ。」
誰かに見られたら、どうしよう。
柳「困るか?」
困らないよ。
柳「なら、このままでいい。」
もしさ、私がかぐや姫みたいに。遠い所に、行ったら。蓮二君は、どうする。
柳「そうだな、遠くに行く前にお前を離さなければいいだけだ。」
私は、離れたくない。一緒にいる方がいい。
柳「なぜ、かぐや姫なんだ。」
なんだか、遠くに行く感じがしたから。行ってしまったら、帰って来れない気がして。
柳「俺は、お前を離す気はない。」
蓮二君……。
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和田 - 作者の和田です。コメントなど、感想なんかありましたら。気楽にコメントしてほしいです。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page30 id: c3f81cb62e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:和田 | 作成日時:2022年3月19日 13時