青春学園の甘えん坊

お話し（１５） ページ16

(青春学園の廊下にて)
モブ「みろよ、吹雪さんが帰って来てる。」
モブ「本当だ。」
モブ「綺麗になったよな。」
モブ「そうだな。」
モブ「おい、吹雪さんが何かを見てる。」
モブ「あれは、テニス部部長手塚国光さんだ。」










国光君、おはよう(ギュー)
手塚「吹雪か、おはよう。」
ふふ、国光君。
手塚「なんだ？」
呼んでみただけ。
不二「吹雪、来てたんだ。」
あ、不二君おはよう。
不二「おはよう、吹雪。」
菊丸「吹雪〜おはようにゃ〜。」
おはよう、菊丸君。
菊丸「なんだか、騒がしくないか？」
そうだね。











そう言えば、さっき告白された。
不二「誰にだい？」
違うクラスの子。
菊丸「なんて、答えたの？」
私には、まだ早いのですみませんて。
乾「相手が諦めていない確率、96%。」
あ、乾君おはよう。
不二「気をつけた方がいいよ。」
大丈夫だよ。それに、体育以外。国光君と一緒にいるから。
不二「心配だな。」












そろそろ、教室行かないと。
不二「また、放課後。」
うん、放課後ね。
(教室に行く)
手塚「吹雪。」
どうしたの？国光君。
手塚「何かあったら、すぐに言え。」
うん、分かったよ。
手塚「それと、寝癖が付いている。」
え、本当？
手塚「ああ、ここにだ。」
(髪に触れる)
手塚「治ったぞ。」
ありがとう、国光君(ニコ)














(放課後にて)
国光君、行こう。
モブ「あの、吹雪さん。」
どうしたの？
モブ「少し、来てもらえませんか。」
うん、いいよ。国光君、先に行ってて。
(教室を出て、屋上に)
あの、何かな？
モブ「あの、吹雪さん。俺、吹雪さんのことが1年の時から好きでした。俺と付き合ってください。」
ごめんなさい、私好きな人いるので。
モブ「それは、手塚さんですか？」
ううん、違うよ。だから、君とは、付き合えない。
モブ「分かりました………でも、諦めませんですからね。」
君には、他にいい人がいると思うよ。私よりも、いい人が。

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