MOONの君 ページ27
みうぉるがアイドルだと知ってから、何日かが過ぎた。
そして、チャンギュナがファンだってこともキヒョナから聞いて、チャンギュナとも話した。
チャンギュナが言うには、みうぉるが歌っているところを見ていないと話す。
歌っていないわけがない。
MOONの曲を全て調べ、チャンギュナに教えてもらいながらすべて聞いた。
もちろん、みうぉるの書いた歌詞の曲も聞いた。
聞けば、わかる。
みうぉるがどれだけ音楽を愛しているかなんて。
そんな彼女が歌わないわけもないし
胸にしまった歌がきっとたくさんあるはずだ。
KH「・・・ヒョン、またみうぉるのことですか？」
練習室、休憩中端っこで座っていた俺のところへキヒョナが来た。
WN「おう」
KH「・・・みうぉる、このままで幸せなんですかね」
WN「・・・」
そんなのわからない
それに、あいつは何でやめたんだ。アイドルを。三年目でなぜ解散したんだ。
こんな近くにみうぉるの世界があって
歌いたくならないのか？
どんな気持ちで俺らの活動を見てたんだ？
「ウォノおっぱ〜、水〜」
水を持ってきたみうぉるはしゃがんで俺と目線を合わせると、
「おっぱ？どうしたんですか？顔色悪いですよ？大丈夫ですか？」
WN「大丈夫だよ、水のむから」
「ビタミン、飲みますか？持ってきますよ？」
WN「大丈夫、ありがとう。それより・・・みうぉる、お前痩せたな」
「ん？ほんとですか？やった！太り始めてたからちょっと食事気を付けてたんです＾＾」
いつもなら、この笑顔も可愛くて大好きな笑顔だったのに
いまの俺には苦しかった。
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作者名：キヒョソ。 | 作成日時：2018年7月8日 19時
