殉職したはずの同期がJK満喫してたんだけど！【警察学校組】

case.22「班長の日だ！」 ページ25

*降谷



『どーよ。可愛いでしょ』

零「…」

景「似合ってんじゃん」

萩「Aちゃん可愛い〜」


またスカート短い…。まぁ、今日はいいか。

今日は班長とナタリーさんの結婚式。
僕とヒロも含み、両家の親族のみの少人数の式となった。

式が始まって協会の扉が開くとウェディングドレスに身を包んだ花嫁が父親に連れられ
タキシードに身を包み緊張気味の班長の元へ、


『わぁ、、ナタリー綺麗ー、』

零「…」


拍手をしながらチラリと横目でAを見る。

結婚か…、Aは誰と結婚するのか、いま想ってる奴はいるのか
まさか松田じゃ…

ふと視線を上げると、Aを挟んだ向かいの松田と目があった。


松「…」

零「…」


こいつ今A見てた…。

密かにバチバチと火花が飛ぶ。




誓いが終わり、食事をしていると班長たちが挨拶に来た。


伊「よう！みんな来てくれてありがとなっ」

『伊達さん、ナタリーさん、おめでとうございます！』
『ナタリーさん！すごく綺麗！』

ナ「ありがとう」

零「班長、おめでとう」

伊「さんきゅー」

『伊達さんに泣かされたら言ってくださいっ！怒りに行きますっ』

ナ「ありがとう、頼りにしてるね」

伊「マジかよ」


ワイワイとナタリーさんと話すA。


『いいなぁ、私も早く結婚したい』

ナ「Aちゃんならすぐにできるわよ。でも今はまだ遊んでていいんじゃない？」

『そ、そうですね〜』

ナ「でもいないの？そういう人」

『えぇ…うーん、特に…いないかなぁ』

ナ「ほんとに？学校とかいい人いるでしょ」

『本当にいないですよ〜』


女性は恋愛トークが好きだな。

でもA、いないのは本当だろうか…。
僕のことも眼中にないのか…


零「…」

『…い？れい、、零ってばっ！』

零「！ え？」


いつの間にかナタリーさんとの会話を終え隣に座るA。


『どうしたの？こんな晴れの日ににつかわない寂しい顔して』

零「なんでもない」

『？ あぁ！松田っそれ私の！』

松「食うのおせーよ」

『結婚式でがっつくなっ』

零「…」


いつか伝わるだろうか…。




.

case.23「ネタが……よし、映画に入ろう(純黒)」→←case.21「金髪とサングラス恐ろしい…」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す