1話 ページ1
A視点
「アンタはまた!」(バシッ)
またほっぺに痛みが走る
私のほっぺは段々と赤くなる
A「お母さんごめんなさいごめんなさい」
母「お母さんじゃないでしょ!」(バシッ)
また激しく叩かれる
叩かれた所が痛い
A「お母様ごめんなさい」
母「ほんとに気味が悪いわアンタみたいな子」
お母さんは嫌な顔をして部屋を出ていった
私は他の人と見た目が違う
それをお母さんは気に食わないのか毎日叩かれる
こんな見た目じゃなきゃ怒られなかったのかな
それとも私が笑わないからなのかな
こんな白い髪に青い目、おかしいのかな
A「うぅなんで」ぐずっ
コンコン
扉がノックされて返事を聞かずに扉が開けられる
扉の奥からはメイドさんが歩いてくる
メイド「奥様がお前は庭にでもいろと仰っています。私もここの部屋の掃除をしたいので速く出て行って下さい」
私は泣きながら庭に向かうことにした
庭はそこまで広くないしそのまま外にだって出られる
多分このまま庭にいても怒られる
そう思って庭から出てすぐ近くにある公園に向かう
公園にはあまり人がいなかった
多分ここはそんなに人気がないんだろう
公園の隅っこで咲いている綺麗な花を見ていた
凄く綺麗な花
?「どうしたの?」
しゃがんで花を見て居たら
1人の男の子が話しかけてきた
A「花を見てるの」
?「なんで泣いてるの?」
A「泣いてなんかないよ」
そっぽを向いて誤魔化す誤魔化したのがわかったのか
それとも好奇心なのか私の顔をのぞき込む
?「やっぱり泣いてるー大丈夫?」
A「大丈夫、気にしないで」
?「ねぇねぇ一緒に遊ぼ!」
A「何して遊ぶの?」
?「うーん鬼ごっこ?」
A「2人で?」
?「うん!2人で遊ぼ!」
A「分かった」
そこから1時間ほどその子と走り回って遊んだ
初めて楽しいと思えた
?「あ!もうこんな時間だごめんねもう帰らないと」
A「分かった」
?「じゃあた会おうね!」
その子はそう言って小指を突き出す
何をしてるんだろう?
?「指切りげんまんしよ!約束だよ!」
A「指切りげんまん?」
?「こうやって小指と小指を繋いで指切りげんまん嘘ついたらはりせんぼんのーます指切った!って歌うの!」
?「また今度会おうね!約束だ!」
ニコニコと笑ってその子は去っていった
凄く元気な男の子だったなー
パンダのパーカー着てて可愛いかったな
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ