103 ページ3
次の日。
あの公園で聞いた場所の廃工場に向かう。
そこには開久のメンバーが3人と
唖然とする淳一さんと明美ちゃん。
そしてそこには予想した通り今井さんがいるわけで。
今井「すぐ済むからちょっと下がってて。」
そう明美ちゃんに言う今井さん。
そこに私も駆け寄った。
『お手伝いしますよ、今井さん』
今井「Aさん…でも!」
『遠慮しないで下さい、ほら、いきますよっと!』
そう言いながら開久のやろうに殴りかかる私。
少し警戒はしていたが、
思ったよりも相手は弱く、一瞬で倒してしまった。
『開久のやろうが…ずいぶん弱っちいことしてくれるのね』
今井「次この2人に手ぇだしたら!真っ裸にして女子高の校門に貼り付けるの刑に処する!」
そう言って最後に今井さんが開久の相手を投げ飛ばすと、びくとも動かなくなった。
すると今井さんは明美ちゃんと淳一さんの前に立ちはだかってこう言う。
今井「にいちゃんよお、あいつらは一回おいしい思いすると何度でもたかってくるから気をつけな。」
そう言うと淳一さんは素直にコクコクとうなづく。
それを見ていた明美ちゃんが震えた声でこう言った。
明美「今井さん…なんで?私…あんなひどいことしたのに…助けに来てくれるなんて、」
今井「泣くなよ明美ちゃん。」
明美「ごめんなさい…!」
そう言って昨日と同じように頭を下げる明美ちゃん。
それに続いて淳一さんも頭を下げる。
今井「そりゃあちょっとショックだったけどさあ、慣れたもんなのさ、こう言う結末は」
明美「…!」
今井「それによお、女が困ってる時に、助けるのは男の役目さ。」
それだけ言い残すと、今井さんはじゃ、っと言ってその場をさっていった。
私はそれを見て、淳一さんに一言だけ残す。
『あんたも男なんだから、明美ちゃんのこと、ちゃんと守ってやりなさいよ』
そして、今井さんの後を歩いて追いかけた。
663人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
の(プロフ) - カシューナッツ炒めさん» ありがとうございます!そんなこと言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです…!これからもよろしくお願いします! (2020年8月15日 18時) (レス) id: ea25780e96 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ炒め - うわぁああぁぁぁぁぁ゛この作品私がはじめて読んだ夢小説なんですよ(最近見始めた)!!!#1のいちごみるくのシーン大好きです!!これからもドンパチ推していきます!!あいらぶゆうぅうぅぅぅぅ゛!!!! (2020年8月15日 8時) (レス) id: 629da356f3 (このIDを非表示/違反報告)
の(プロフ) - いずなさん» ありがとうございます!すごい嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2020年8月1日 21時) (レス) id: ea25780e96 (このIDを非表示/違反報告)
いずな(プロフ) - この作品大好きです^^ (2020年8月1日 18時) (レス) id: f5ee51c946 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:の | 作成日時:2020年7月27日 22時