ハマの白猫（４） ページ16
頭を冷やしたら帰ろう。
アイツだってきっと俺様が居なくて泣いてるに違いない。
銃兎と理鶯にもしっかり謝らないとな…
大事なやつは、泣かせちゃいけないんだよな……
〜 小さな路地裏にて 〜
久々にこの汚ぇ裏路地に来たな…
ほんとに、俺様みたいなキレイな猫が来る場所じゃねぇよな。
でも、まぁ、俺様はこの浜の頭だしな…
たまには、顔見せてやんねぇと。俺様も舎弟達のことが心配だし…
『おい！俺様が帰ったぞ！！』
久々に胸を張って、堂々と声を荒らげる。
そうすれば、そこかしこから、やせ細ったやつ小汚いやつと、色々集まってくる。
「お頭！おかえりなさい！」
「おかえりなさい！」
「お久しぶりです！！」
『おう、久々だな』
ここの頭に上り詰めるまで大変だったが、今ではいい思い出だ。
俺様が喧嘩をして白い毛を赤黒染めて帰った日にゃ、銃兎と理鶯のあのオロオロした顔に笑ったぜ。
左馬刻なんて、驚きすぎて固まっちまったもんな〜！
まぁ、喧嘩のおかげで一時期毛を一部分刈られたけどな……
「珍しいっすね、お頭がここに来るなんて……
いつもなら外に出して貰えねぇって、ほとんど来なかったのに……」
「そんな事より！お頭の下僕になっている人間の話聞きたいっす！！」
『……あぁ、今回は色々あってな…
その話はまた今度な……？』
今あいつの話はしたくない……
また気分が落ち込んでじまう……
「そうだ、お頭！俺この間うまい飯くれる人間の家見つけたんすよ！
みんなで行かないっすか？」
『そうだな、行くか。』
「やったー！」
ま、たまには他の人間と関わるのも悪くないか……
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ちあき(プロフ) - 猫派でヒプマイが好きなので、得すぎてやばいです。続きが気になりますが…更新頑張ってください！ (2019年3月29日 3時) (
レス) id: c428feaf44 (このIDを非表示/違反報告)
あおと(プロフ) - この作品とても面白いのですが、ひとつ気になってしまいました... 。寂雷さんが小さい頃から飼ってる猫って、寂雷さんの年齢的に猫の平均寿命10年くらい越えてますよね(笑) (2019年1月16日 13時) (レス) id: 9daf57d34a (このIDを非表示/違反報告)
もっさん┌(＾o＾≡＾o＾)┐(プロフ) - 可愛いです。猫派なので余計やばいです。頑張ってください！ (2018年12月10日 18時) (レス) id: fece1989e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2018年12月3日 23時
