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第一話 平和と異変 拾弐。 ページ12
なおこの実験は、あの戦いが終わったあと闇に葬むられた。
「あの薬は、複製体がなんらかの暴走を引き起こしたとかかれている……なるほど、私が言った通りにかかれている。流石だな私の部下よ」
『実験は被験者の状態となんらかの暴走を引き起こした複製体の状態を鑑みて、永久凍結された模様だが、密かに東条 満様は実験を続ける以降を示したそうだ。』
「……はあ、この報告書を書いたのは誰なんだ……そろそろ……。いやAも帰ってくる頃だ、」
――――引き続き、気遣ってやらんとな
そして俯いた顔を上げて笑みを浮かべた彼は、先程とは売って違う狂喜的な笑みを見せ、高らかに宣言する。
「私の計画はもうすぐ成就するのだ」
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作者名：みーー | 作成日時：2022年9月7日 13時
