【名探偵コナン】交通事故で死んだらあの世界に転生して立派な大学生！？ (ページ14)

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file1. 前世でぽっくりいっちゃった！？ver.14 ページ14

「あなた自身の願いだよ。あなた……警察学校組のほとんどが死んだとき、日常生活に手が付かないっていうほどではないけど、鬱状態だったでしょ？？」と言えば、「うん、まあ、そんな感じだったかな、って日常生活が送れないほどではなかったけどね？？」と笑った。

朱莉がこの世界に転生した理由は定かではないけれども、転生した今なら、原作で起きてしまった出来事を自分自身でよい方向に変えることができるのではないのか……、という何者かの目論見なのかもしれない。

「だったら、見せようではないか！！この、救済のストーリーを！！」
「朱莉」は高揚してははははと笑うその声が、ホールにやたら大きく反響した。

「死ぬべきではなかった『彼ら』を救済し、その生活に関わりを持ちたい、という朱莉自身の願いを今、果たそうではないか！！」
「そう。やることはやはり、ひとつ。警察学校組の救済です。大丈夫。前世の記憶があれば楽勝です。こうみえて公務員でなんか爆発処理にはまってた時があったんです。その知識があるので大丈夫です！！」
そういっていた「朱莉」に鼓舞された朱莉は、雄弁に語る。

「まあ、24まで生きれたらの話なんですけどね。まあ、せっかく東京に生まれたんですから、たくさんやったことのないことに、チャレンジをしてもいいじゃない？？行政の仕事をしていたけども、他の業種もやれればこの人生勝ち組だし。教師の仕事とか、ニュースキャスターとか……。公務員だったら前世と同じく行政の仕事や、警察の仕事、そして消防士の、仕事とか、あと救急救命士の仕事もできたらなあ……。まあ、仕事は一つしかできないんだけどね……」

自分がやりたい仕事のなかに「公務員」という単語が存在することが、朱莉がこの世界でも公務員という人を助ける仕事が、自分の心身を潤す、この仕事はなくてはならない生き甲斐となった、だから、失くしたくはないから今こそ私は自分の仕事を続けたいし、新たな仕事にも挑戦したい――。

そう言っているようなものだった。
(むしろあるのは彼らの物語に自分が加わることができる、というラッキーなメリットだけ)

もちろん原作を買っていた時期自体が、前世の自分が生きた年齢。その年齢まで生きることが条件となる。

勿論爆弾に関する知識は、まあほとんど学んだことはないのだけれど、