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α7 1番好きな人 ページ48

駅前のスタバの扉を開けると、奥の2人席に、若武君が座っていた
こっちを見て、手を振っている

私は笑って、手を振り返しながら近寄っていく

「ごめんね、待った?」

「いや、全然。俺も今来たとこだし」

「え〜?ホントに〜?」

「フフッ。ホントだって」

私たちはその後も、他愛もない話をしながら盛り上がり、
スタバを出た後も、色々なお店によって、若武君は、飽きることなく楽しませてくれた

「じゃあ、今日はこれで。ごめんな、短くて」

「んーん、全然!これから塾なのに、こっちこそごめんね」

「いいって。次はゆっくり遊ぼーぜ。じゃな!」

「うん!またね!」

最後に立ち寄ったお店の前でわかれて、それぞれ反対方向に歩く

でも、2、3分してから気付いたんだ

帰りに渡そうと思ってたプレゼントを、渡し忘れたことに!

昨日一生懸命作ったのに!(クッキー!)


私はくるりと向きを変えて走り出した

まだわかれてちょっとしか経ってないし、走れば追いつくかも!

幸い、秀明は昔通ってたからわかる

私は、そっちの方向に走り出した

すると、人通りの少なくなってきたコンビニ近くで、若武君の後ろ姿を見つける


良かった、追い付く!


声をかけようと口を開きかけたその時、
てっきりまっすぐ歩くと思ってた若武君が、左折した


あれ、秀明ってこの道をまっすぐじゃなかったっけ?


不思議に思って左折した先に、私は衝撃的なものを見てしまった


「あ、もー遅いよ若武ー!」

ずいぶん親しげな女のコ

「悪ィ悪ィ。まさかこんなに早く来てるとは…………げっ!」

平然と話す若武君が、げっ、と言った先の路地から、KZの上杉君が姿を現す

「何がげっ、だ。
お前いつも立花に遅い遅い言ってっけど、お前は1分オーバーだぞ。
オーバーしてない立花に言えたことじゃねぇな」

その後も、その路地から、ゾロゾロと有名人達が顔を出す

黒木君に小塚君、あれは…………HSの美門君?
それにあの髪の毛…………もしかして……………七鬼君………だよね…………



…………………………どういうこと…………?

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麻琴 - 月さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年4月4日 23時) (レス) id: de2b146d81 (このIDを非表示/違反報告)
- この「もしも……」っていうお話,スゴーーーく面白かったです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 422ad37742 (このIDを非表示/違反報告)
- お話、すごく面白かったです。更新待ってます!今後も応援しています。 (2019年4月1日 15時) (レス) id: 422ad37742 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴 - 彩さん» あはは。ありがとうございます。先が読めないのは私もです。最初に決めてたラストとだいぶ違います(笑) (2019年3月26日 23時) (レス) id: de2b146d81 (このIDを非表示/違反報告)
- 先が読めない〜!続きが気になる!更新頑張ってください。応援しています! (2019年3月26日 10時) (レス) id: 3a49a3167f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麻琴 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年6月4日 22時

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