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α1 KZ兄妹の朝 ページ2

「なぁ、彩、まだ起きてこないわけ?
もう、目覚まし時計とっくに鳴ってるよなあ」

典が、朝ごはんのサンドイッチを口に入れながら言う

「そんな事言ったってなあ典、嬉しいことに、
我が家の姫は俺たちの誰かの声じゃないと起きれないらしいぞ」

そう言ったのは貴兄
週1程度でしかご飯を作らないが、野菜を切っている姿はさすが
様になっている

「じゃあ、そういう貴兄が起こしてこいよ」

臣が、サンドイッチを頬張りながら、乱暴に言ってのける

「こら臣、口にもの入れてしゃべっちゃダメだよ」

僕は臣を思っていったのに、臣は言うことを聞く様子もなく、叫んだ

「うるせぇ彦兄。大体な、アイツワガママなんだよ。
一人部屋が良いとか言っといて、一人じゃ起きないし、勉強しないし。
それに俺知ってんだぜ。寝れないときは、兄貴達の部屋行って一緒に寝てんだろ?幼稚園児かっての」

そんな臣に向かって、翼としの兄がトドメを刺す

「だから臣、いつも言ってんだろ。彩はもう思春期なんだよ。
双子の兄とはいえ異性なんだから、同じ部屋だと彩が可哀想だろ」

「翼の言うとおりだ。それとも臣、この春から彩と同じ部屋じゃなくなって、さみしいか?」

「はあ?んなわけねーだろ!冗談言いすぎだ、しの兄のバーーーカ!!」

図星だったのだろうか
臣は顔を真っ赤にさせて、必死に否定している

「ああハイハイ。ケンカはここまで。僕彩の事起こしてくるよ」

そう言って僕は、部屋から出た

α1 KZ兄妹の朝→←前書き



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麻琴 - 月さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年4月4日 23時) (レス) id: de2b146d81 (このIDを非表示/違反報告)
- この「もしも……」っていうお話,スゴーーーく面白かったです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 422ad37742 (このIDを非表示/違反報告)
- お話、すごく面白かったです。更新待ってます!今後も応援しています。 (2019年4月1日 15時) (レス) id: 422ad37742 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴 - 彩さん» あはは。ありがとうございます。先が読めないのは私もです。最初に決めてたラストとだいぶ違います(笑) (2019年3月26日 23時) (レス) id: de2b146d81 (このIDを非表示/違反報告)
- 先が読めない〜!続きが気になる!更新頑張ってください。応援しています! (2019年3月26日 10時) (レス) id: 3a49a3167f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麻琴 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年6月4日 22時

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