＃第六章…戻れたら＃６ ページ38
＊＊＊
「未だに見付かっていないみたいだね、
A。」
「どこに居るのかさっぱりだYO!」
「そうだな…。
最終的には追い出されちまったし。」
再びキャッスルに集まった者達。当然の事その中にはくぐるらは居ない。この前の一件でくぐるらがAに関する'何か'を知っている事は確かだったのだが、
それと同時に顔が合わせずらかった。
「もしかしたらAちゃんは、
普通に高校に通っているかもしれないよ?」
店長の一言に、タスクらはハッ、としたように雰囲気が変わった。そして視線はソフィアへと向く。
「ソフィア……」
「ハァ……、
そう言われると思った。
けど残念な事にAは自主退学だ。」
「でも、」
ソフィアの一言に落胆した一同。まぁ簡単に知られていてはAや宮阪らにとってタブーなので、そこは良しだ。
情報管理の徹底については、神代の家が厳しく取り仕切っている。
「Aに似ている生徒が今日転校してきたわ。」
「そ、それは本当ですし!?」
「嘘は言わないわ。
これが証拠。」
ソフィアが見せた写真に集まっていく牙王らだったが、タスクは見向きかもしなかった。いや、見る気力さえくぐるの'あの'言葉に費やしていたのだ。
＊
「ふざけないで!」
「何!?何なの今更!!
もう遅いの!遅すぎるの!
タスクさん……今貴方、自分が何言ったか分かってるんですか!?
今、Aさんは一人で戦ってるのに!
それじゃ…Aさんの決意はどうなるの!?
Aさんの想いを断ち切ったのはそっちでしょう!?!?
……なんでもっと早く言わないんですか…。
……なんでもっとAさんを大切にしてあげないんですか!?!?
貴方の身勝手でAさんを苦しめたのは事実です!
金輪際Aさんの事を探らないで!」
'もう…遅いの…。
だってAさんは＿'
＊
あの言葉の続きは何だったのだろうか。もしかしたら……もしかしたらAは……。…いや、そんな事は思いたくない。思っちゃいけない。
自分の想いをAに伝えないまま、このまま、なんて嫌だ。そんな暗示を自分に掛け、何とか気持ちを、精神を保っていた。
そう思わなければ、自分が壊れてしまいそうだから。
((もし…あの時に戻れたら…))
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ハルカ - 杏ちゃん、タスクと主人公たちが、幸せに暮らすお話になるように、頑張ってね(*^^*)応援してるよ(*^^*) (2015年5月5日 12時) (
レス) id: e020a9b5b3 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - セブンさん» ありがとーっっ!!!頑張るよ! (2015年5月4日 22時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
セブン - おおぅ怖ぇ…。空音怖ぇ…(・д・||)なんちゅー女だ……。おぉ怖い怖い。話ズレたけど、杏ちゃんガンバ!!!!!!応援しまくるにゃ!!ファイトーッ!!!!! (2015年5月4日 22時) (レス) id: 2b8c9a42df (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - おんぷ♪さん» ありがとうございますっっ!!そう言われると嬉しいですっ!!! (2015年5月4日 21時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ♪(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです！ (2015年5月4日 21時) (レス) id: 53b2ef5718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽杏樹 | 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2015年4月26日 10時
