検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:51,931 hit

68話(カルエゴ視点) ページ23

(カルエゴ視点)

俺はあの後
肩を凄い力で握られながら
これまでにあったルキナとの関わりを聞きだされ
それとついでに最近あいつで悩んでいる事を話した

「……わかった、カルエゴくんにもわかるように簡単に言うね」

「なんだその気に触る言い方は」

「君が感じているのはきっと…「嫉妬」だ」

「は?」

嫉妬?
嫉妬とはあの嫉妬か?
俺が?
そんな事あるまい………
いや、あってはならない
この厳粛な俺が生徒に「恋心」とも言えよう嫉妬など…

「は?じゃなくて、君は恐らくルキナちゃんが好きだって言ってるの………僕としては恐らくであってほしいけど」

シチロウの最後の言葉に違和感を感じた

「………どうゆう意味だ」

「…わからないかなぁ……





僕、ルキナちゃんの事好きになっちゃったんだ」


俺はその言葉を聞いたとき
体中に衝撃と嫌悪感が駆け巡った
一つはシチロウがあいつの事を好いていた事
そしてもう一つは…




俺より先にその感情に気づかれた事

シチロウが放った言葉に感じた感覚のおかげでようやく気づいた

もちろんまだ疑っている自分も居る
認めてはいけないと思っている自分も…
なんなら、なかったことにしようともしている

しかし、
俺はそんな卑怯な悪魔ではない

この正体は




愛情だ


「そうか………お前の言葉で気付いた、俺はルキナを好いているのだな」

「……やっぱりね、そんな気はしてたよ、今の今まで気づかなかったのが不思議だね」

まったくだ
気づくタイミングは何度もあったのにな
…………

「しかし、まだ謎は残っている」

「え?」

そうだ
まだ解決していない問題があった
大きな問題が

「ルキナには……意図的に付けられた傷が体中にあるのだ」

するとシチロウはこれでもかと目を見開いた

「そ、そんな……何で…」

「それが分かっていたら謎ではないだろう」

「何でか聞いたの?」

「聞いた、それはもう何度もな、しかし、いつもはぐらかされるか逃げられてしまう」

少しの間沈黙が続いた

「僕からも聞いてみるよ、できるだけ彼女が傷つかないように」

「ああ、頼む」

本当に頼りになる奴だ




今日からライバル同然だと言うのに

69話→←67話(カルエゴ視点)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 終わっ・・・おお・・・終わったああああああ⁉︎ まあ違う作品でも頑張ってください❗️ (2022年2月5日 17時) (レス) @page41 id: ca60f6a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (カルエゴ視点)を入れる場所間違えてカルエゴ先生カルエゴえちえちな格好してるみたいになってしまった許してくれカルエゴ推しの皆さん (2020年7月6日 7時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - こんちわー。元気してますか?体調崩しやすい時期なんで気お付けなくちゃですね。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 何ともお優しい… (2020年6月10日 13時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 大丈夫ですけど、疲れますよね。でもその疲れから体調不良になってしまったりするので、あまり疲れてない暇なときとかに投稿してくれると。私はいつまでも待ってるんで。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミミ | 作成日時:2020年5月11日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。