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66話 ページ21

すると、会長がいきなり飛んだ

「弱い姿など見せてはならない」

地面に付いたと思えば一人の生徒にかかとを落としていた

「悪周期の生徒だ、こっちの生徒を食おうとしていた、縛ってくれ」

『ぜ……全然気づかなかったです………すごい…』

「何も凄くない、私は生徒会長だぞ?」

そう微笑む会長は誰よりも格好良く見えた
たくましく、リーダーに相応しい風格

こんな悪魔に成れたらいいな

まだ私達と年はそう離れてないのに
とても遠くにいるような気がする
ーーーーーー

放課後

唯一の自由時間、私はバラム先生に会いに行く
制服は脱ぐ時間がないのでそのまま

ガチャ

『失礼します……ルキナです…』

「あ!ルキナちゃん!きれくれたんだ、嬉しいよ!今お茶入れるね」

「ルキナか…」

そこではカルエゴ先生とバラム先生が話し合っていた
きっと仕事の話かな…

『あ……お仕事でしたら私はこれで…』

「遠慮は無用だ」

そう言われ
私はゆっくりと椅子に座る
目の前にはお茶が置かれた
一口啜ると……

『……美味しい…』

何故こんなに美味しいんだろう
なんの変哲も無いただのお茶なのに

「生徒会なんて、意外だね」

『半ば…入らされた感じですがね…』

「へ〜、忙しいだろうに…どうしてきてくれたの?」

どうして……
そういえばどうしてだろう
勉強を教わりたい訳じゃ無いし
悩みがあるわけでも…

あ、そうか

『先生と……話したいと思って…』

「え」

「はっ」

『?』

そんな二人揃って「信じられない」みたいな顔されても…
するとカルエゴ先生が慌ててお茶を飲む
あの…それ……

『それ……私のです…』

「ゴファ!!」

「カルエゴくん!?」

隣にあったはあったけど…
そんな間違えますか…

「ゴホッ……もっと早く言えんのか…」

『すみません……』

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- 終わっ・・・おお・・・終わったああああああ⁉︎ まあ違う作品でも頑張ってください❗️ (2022年2月5日 17時) (レス) @page41 id: ca60f6a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (カルエゴ視点)を入れる場所間違えてカルエゴ先生カルエゴえちえちな格好してるみたいになってしまった許してくれカルエゴ推しの皆さん (2020年7月6日 7時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - こんちわー。元気してますか?体調崩しやすい時期なんで気お付けなくちゃですね。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 何ともお優しい… (2020年6月10日 13時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 大丈夫ですけど、疲れますよね。でもその疲れから体調不良になってしまったりするので、あまり疲れてない暇なときとかに投稿してくれると。私はいつまでも待ってるんで。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミ | 作成日時:2020年5月11日 7時

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