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そうだ。
たしか、あの時僕は雷に撃たれたはずだ…
でも、なんともない…
それに、腕の枝も抜けているし、足の傷も、傷が少し回復してる…?
瑞生が自分の体を見回すと、腕の傷も、足の傷も、完全ではないが塞がりかけている。
どうして…
柔太朗「舜太と琉弥も目を覚ましたぞ…!」
舜太「柔君…!仁人君に、太智君も…!」
琉弥「皆、無事なんだね…!」
瑞生「……」
やっぱり、琉弥と舜太の傷も、随分マシになっているように見える…
琉弥の力か…?
いや、今まで気を失っていたんだから、それはない…
だとすれば、どうして…
瑞生が考え込む中、勇者たちは無事に再会できたことを喜び合い、お互いの場所で起こったことを話し合った。
しかし、依然として空からは激しい落雷が降り続く。
それなのに、彼らの周りは白いぼんやりとした光が包み込み、落雷を避けてくれているように見えた。
仁人「この光は一体…」
その時だった。
仁人は、森の木の陰に、何かの気配を感じ取った。
しかし、なぜかその気配がどこか懐かしいような、前にも感じたことがあるような、不思議な感じがした。
そして、ゆっくりとその木の影に歩み寄り、覗き込む。
仁人「…!!」
そこで仁人が目にしたもの。
それは―
―
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年12月14日 18時